大丸京都店の「春の大北海道市」に出かけた娘が、大事そうに土産を持ち帰った。
よどみない現場再現報告から場内風景が浮かび上がる。
大勢の買い物客に押し流され、物産の誘惑の嵐にも巻き込まれ、特にスイーツの全てにことごとく心奪われ収拾がつかない彼女。
売場を行ったり来たり、どれもこれも買えるものなら買いたいが、懐ぐあいを考えるとそうもいかない。
迷った末にこれぞの一品を選んだ。
といったところだろうか。
その名も「おたる ナイヤガラフルーツ大福」だが、北海道のナイヤガラとは一体なんぞよ。
原材料欄にナイヤガラワインと書かれている。
おたるワインの中で最も有名なワイン「おたる ナイヤガラ」のことらしい。
そして、黄桃、苺、ぶどうが入った大福とわかれば、そのまんまのネーミングなのだと頷く。
竹で編んだカゴにずんぐりと納まっている。
カゴは装飾かと思ったが、型崩れ防止の役割も荷っていた。
取り出そうと手でつかんだ途端に、グニャリと変形するのだから。
とにかく軟らかい、軟らかすぎる~なのにスプーンを撥ね返す弾力があり驚く。
こうなりゃ最後の手段でかぶりつけば、クリームが溢れ出て大慌て。
あっさり生クリームにフルーツがアクセント、だがワインの風味は感じられなかった。
喉元あたりで全てが吸収されてしまい、胃袋まで到達した感がないほどに軽い。
後を引く美味さだ。
催事限定商品でもあり、開催期間中に再度足を運ぶ価値はおおいにある。
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