ここは南フランスの片田舎。
生クリームをぬりたぐった壁が、容赦ない日差しに融けてしまわないか心配になる。
いかにも美味しそうな、お菓子の家。
そんな形容がピッタリのスイーツカフェ。
お菓子造りの家は、お菓子作りの家だった。
閑静な住宅街にあって、なにくわぬ顔でとけ込んでいる。
店内もヨーロピアン風な造りだ。
一日限定120個のシュークリームは、ナイフとフォークでいただく。
一見かたそうなシュー皮。
ところがどっこい、あてたナイフがいとも簡単に皮を通過する。
それだけで、もう興奮気味。
パテシエの心意気を感じる、満タンのカスタードクリーム。
皮もろ共の口どけの良さは、驚きと嬉しさの極みをゆく。
これさえあれば他のケーキは望むまい、と思わせる絶品。
すこしずつ少しずつ、フォークの先で舌上にのせる。
幸せが長く続くように。
離れの静かな小部屋を二人じめして、優雅な異国情緒に包まれたひと時。
まだまだ夏光が乱れ飛ぶ、残暑きびしき琵琶湖あたり。
ユメミファクトリーさん作のような カフェですね
滋賀県ですか?
京都在住なので 近くです
場所と名前教えていただけますか?
メッセージありがとうございます。
ご指摘どおり、ユメミファクトリーさんだったと思いますよ。
「メゾン ローズ」
大津市仰木の里東1丁目15-12
ぜひ、足をお運び下さいね。