Road to 50’s ~50歳への道~

ナイスな50歳になるための日記

カウントダウン

思考・発想のための本

2008年01月20日 16時55分24秒 | Weblog
ロジカルシンキング、ロジカルライティングという論理的思考に関する
ノウハウ本については、1,2回読みましたし、AASの論理構造に
関しても勉強中なので、考え方を落とし込む作業に関してはある程度
わかりつつあるように感じています。

今度は、その前の工程、つまり、収集した情報を整理する際、解答を
書く際の切り口をどう生み出すかという発想力や、発想した観点をど
のように掘り下げて考えていくことができるかという点についての理解
をしたいと考え本屋に行きました。

さまざまな本があるなかで、私は以下の本を購入しました。

秋山ゆかり 著 PHP出版
『働きウーマンの1日30分「思考力」エクササイズ』

「働きウーマン」なので女性用?と思われるかもしれませんが
頭の固い私のような男性にも非常に有用な本であると考えて
います。

特に、新しいメソッドが乗っているわけではないのですが
これまで世間で述べられた、いろいろな発想メソッドや
ツールを女性らしく自分で使いこなした経験として、身近な
例を取り上げていただいているので、馴染み深く、頭に残り
やすいという点で私にはあっているなと思いました。

たとえば、「なぜ」を繰り返す、思考の掘り下げ方や、無から有
を生み出す発想の仕方など、いろいろなエッセンスが書かれてい
ます。

今後も電車の中で読んでいきたいと思います。


論議の方法

2008年01月20日 16時42分58秒 | Weblog
自分は合格力を得るために、与件情報を読む力、それを整理する力、その整理した情報を基に考える力、考えた結果をアウトプットする力をつければよいと考え、勉強会ではそのフローに沿った論議をすればみんなの力が向上するのではないかと考えていました。

しかし、その論議の進め方は間違っていることがわかりました。

事例問題の試験とは企業の社長に対して、問題点を整理して、解決策を考え、助言してあげる企業診断書を書く力を持っているかという点を試すものです。

提案する際ってどうするとわかりやすく伝わるか?が重要です。

ではどうするか。結論を先に述べ、その理由や具体策を述べるロジカルライティングで書くことが最もわかりやすい診断書になるはずです。

そういうことを踏まえれば、論議の展開方法もまず、事例企業への診断テーマは何か?ということを論じるべきで、それをみんなで「なぜ」で掘り下げていく必要があったのですね。

進行役:「Aさん、この事例企業の診断テーマは何だと思いますか?」
Aさん:「収益構造の改善だと思います。」
進行役:「それはなぜですか?」
Aさん:「与件文の第○段落に書いてあるように、A社は○○で、××
     という状況であり、△△すべきだからです。」
Bさん:「なぜ、Aさんは△△すべきと考えるのですか?」
Aさん:「設問文の■■の部分の与件第◎段落の◎◎という部分に書いてある
     からです。」

それをするための下準備として、与件文の確認、設問文の解釈という手段で
論議すべきフィールドの範囲をきめておく必要があったのだと気づきました。

やるべきことの項目列挙はあっていましたが、使い方が間違っていましたね。
次回は、うまく回るように考えていきたいと思います。

トレース

2008年01月20日 16時17分16秒 | Weblog
昨日は勉強会の後、1日の振り返りや来週のことなどを話そうと、「30分だけいきますか」と勉強会仲間の一人とベローチェにいきました。

2人でとりとめもなく話していて、平成19年度事例Ⅱの第11段落の意味について話していると、突然隣に師匠が座ってましたww。

師匠はしばらーく、だまって2人のやりとりを聞いていた後、論議が「今年の事例Ⅱでは、今までの事例Ⅱでセオリーと呼ばれていた内容について、ほとんど手が打たれている状況で、あとはその方向性を深堀するしかないイメージだったよねー。たとえば、品揃えなんかも、専門性をより深めていくという方向だろうし・・」という部分にさしかかると、突然、師匠の事例Ⅱに対する解釈を述べ始めてくれました。

師匠の事例Ⅱに対する解釈は驚くべき解釈でありながら、上記のもやもやがすべてすっきり解決できる内容でした。

2人でひとしきり関心し、そのロジックをメモしていると、「それって書いてて意味あんの?」といわれました。

「一見、試験に受かるためという観点からみるとリスクの高い解答であっても、それが与件文に書かれている要素を使って『なぜそういえるのか』を論理的に述べることができれば相手が納得する。すっきりする解答を作ることができる。しかし、もし、今話した事例Ⅱに関する解釈をメモしているのだとすれば、そういった力は体得できない。今、私がどういうプロセスでそれを説明したのか?がわからなければ汎用的に使えない。それでは意味がない。」

「今日、話した内容ではなく、どうすれば今日話したような内容に到達できるのかを自分で考える必要がある。それができなければ、受からないし、受かったところで本来の意味での診断士にはなれない。今日、言ったことがなぜできるのかという点について、トレースすることが必要。」

とおっしゃいました。

先日来、自分がテーマとしている「考える力」「読む力」という部分に大きく関係する内容です。

「読む力」については、与件文をどういう観点で読むのかが非常に重要であると考えました。今回の師匠の読み方の観点はとあるキーワードを起点にして、「裏返し」「だまされるな」という観点を採用して読んでました。以前から、驚いているのですが、師匠の観点は非常に多面的かつ柔軟です。まさしく出題の趣旨に書かれている「客観的」なのです。こういった力をつけていく必要があります。以前も同じようなことを書きましたが、「切り口」を覚えるというのではなく、無限に切り口を生み出すことができる発想方法が必要なのだと思います。

「考える力」については、上記の読み方によって得た与件情報を整理して、どの部分にこだわって考え抜くかという点が重要だと思います。「一点突破全面展開」という流れを作れば、提案する際に非常に多くの提案ができるようになります。まさしく、思考の収穫逓増モデルですw。この前提となる、「与件整理力」が足りないという点をAASで指摘していただいたんだなと再認識しました。

まだまだ、トレース不足ですが、さらなる熟成を行っていきたいと思います。