お父ちゃんやにいにには言わないといてね

長男が子どもの頃と全く違い、次男は外で必ず手をつなぎます。
公園の遊具は普通に1人で遊ぶんですが、公園内を移動するときは、
また手をつなごうとしてきます。
「公園の中ならつながなくていいよ」と言ったら、

「ボクつなぎたいから。」

そんな次男ですが、なぜか最近エスカレータで
私の手を振りほどき１段、２段下に一人で立ちたがります。

先日も振りほどいて２段下に勝手に降りて
私を振り返りました。

「前見なさい前見なさい」

間に合わず、一番下に着いてこけてしまいました。
ものすごく慌てましたし怖かったです

「だからエスカレータでは手を離したらいけないって言うんだよ。
　痛いだけで済んだけど、指がなくなっちゃうこともあるんだよ。危なかったよ」

ひざからほんのちょこっと血が滲んです。

「ボクもうしない！血出たら死ぬ？」

「死なない！死なない！」

「でも・・・うわぁああん」

「帰って消毒したら大丈夫だよ」　

「お父ちゃんやにいににはこの事言わないといてね」

「わかった。わかった。秘密にするから！」

帰って消毒して絆創膏貼ったら完全復活。
しばらくしたら、また危ないことを始めました。

狭いキッチンの入り口に次男専用の小さな台を持って来て、
片足立ちしようとするのです。でも台がスススーーーッと片足滑りになり
ひっくり返って頭をぶつけそう…

「危ないから止めなさい！」

私の指示は耳に入らず、台は派手に滑って
裸足の私の左足の中指に激突！次男の全体重（15kg程？）の乗った台が
すごいスピードでぶつかってきたのですから、そりゃぁ痛いのなんのって

「いったぁーいたいーーっ」

つま先をつかんで悶えました。
そう来るとは思わなかった

次男は
「ごめんねーお母さーん うわぁぁぁん」

泣きながら何度も謝ります。
本当に痛かった。５分ほど悶えて・・・

「お母さんの足の爪、見て。白くなってるよ。剥がれるところだったよ。
　止めなさいって言ったのに何で止めなかったの？」

「ボク、お母さんに見せたかったから。」

「そっか。片足で立つところ見せたかったんだね。
　でもお母さんが止めなさいって言ったのは危ないからだよ。
　今度からは言われたらすぐに止めようね」

「うん、ボクもうしない！
　お父ちゃんとにいににはこの事言わないといてね」

また口止めです

「分かった。言わないから。」

夫や長男は次男のプチエピソードを大喜びで聞きますが、
やっぱり失敗談は、いい気がしないのでしょうね。
先回りして口止めするのが次男ならではというか何というか

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