今日は、朝から「済生会宇都宮病院」に検査で行ってきました。
急性膵炎の入院歴が3回もありますので、半年に1回は検査を繰り返しています。
検査すれば、発病しないというものでもなく、突然腹痛が襲いかかってきます。
都内に住んでいる方は、気がつかないと思うのですが、街道を車で走っていると、貸店舗が目立ちます。
借り手がいなかったり、新たにテナントが入居していたり、様々ですが。
特徴が一致している箇所があります。
1.街道に面している。
2.駐車場が店の前にある。(必ず、店舗の前です、裏ではありません)
3.おもに、1階建てが多い。たまに、2階に住居スパースがあるところもありますが、
4.お店の外壁が、煉瓦模様のタイル張りである。
5.わずかではありますが、白い外壁の建物も。
このような共通点から、以前はコンビニの店舗で在ったことが分かります。
田舎では、コンビニが出来ると、近隣の商店に大打撃があります。
ほとんど、廃業に追い込まれます。
コンビニで追い込まれるのは、商店だけではありません。
コンビニでは、仕入れが中央で一括仕入れです。大手食品メーカーの商品しか置いてありません。
つまり、地元の食品製造メーカー、問屋さんなどは卸すお店が無くなってしまっているのです。
つまりは、一時「地産地消」などと立派なお題目を上げていましたが、まったく機能していないという事なのです。
「地方の富(大した富ではないかもしれませんが)」が、すべて「中央(本社のある東京)」に集まってしまっているという事実です。
以前、義母が「自治医大病院」に入院していたことがるのですが、売店は「ファミマ」で喫茶室は「スタバ」でした。
確かに、商品の品ぞろえなど良かったのも事実ですが、便利なら良いのでしょうか?
今日は、検査のため、朝食抜きで採決、エコー検査に挑みました。
いつも、検査の後、売店でサンドイッチと、地方色豊かな書籍(郷土史など)を購入し、自販機のコーヒーをいただくのが常でしたが、
半年ぶりに行って、びっくり、「ミニストップ」になっていました。
サンドイッチは、地元の製パン業者のものではなくなり、保存料たっぷりの柔らかいきめの細かいパンに、コーヒーは煎れたてのおいしいものに、
書籍は、その辺のコンビニにある、当たり障りのない、つまらない書籍だけに。
日本国中、地方色の無いつまらない国になって行きそうです。
アメリカで、ファストフードが発展した背景には、同じ品質、味、お値段で何処のお店に入っても安心して、そこそこのものが味わえるからだと聞いた事があります。
確かに、私も地方の食堂でぼったくりにあったことがありました。
しかし、あの大手ハンバーガーチェーンも赤字に悩まされているそうです。
根本にあった、同じ価格で提供するという事を忘れて、地域で価格差を設けているなどしていて、初心に帰るべきだと思います。
都内は、家賃が高い、人件費が高い、などありますが、実は定食などのお値段は、地方より断然安いのです。
こんな状況が続いている日本、政府も一極集中を容認しているし、地方再生は無理だよね。
何も、オリンピック「東京」でやる必要ないでしょう?
東北でやってくれりや、あとあと、インフラ使えるでしょ、「選手村」を「復興住宅」にするとかさ。
新しい、道路だって、都内くらべりゃ、単価だって工期だって掛からない。
しかも、築地海沿いに移しちゃダメでしょう。
いずれ、地震くんだからさ、食べもん、流されちゃうよ。
せっかく整備した、オリンピック関連施設だって、水の泡さね。
そんとき、東北の凄さが分かると思うよ。