玉川な日々

一日の疲れは玉川に流して・・・

まったく知らなかったです

2009-02-06 12:19:46 | 社会・政治
昨夜カリフォルニアワインをスーパーで買っての帰り、何気なくいつものFMを聞いていた。

「若者の離職率75%!歯科技工士・・」なる放送が流れていた。(J-Wave, Jam the World)

要点は

・歯科技工士を養成する専門学校は2年間で授業料500万円。

・高い授業料をはらって就職したにもかかわらず20~29歳までに離職する率がなんと75%

・離職の原因は低賃金で長時間労働(残業がつかない、一例で手取り17万(22才)~)

・まともに結婚できない。

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なぜそんなに劣悪な労働環境かといえば、数年で独立して基本的に個人経営で

診療報酬が安いうえに、歯科医がピンハネする。

いま日本ではどんどん歯科技工士が減っているため、義歯の海外生産委託(主に中国)が増えている。

そこで問題は、海外ではどんな材料を使っているか管理できないので、毒ギョーザと同じことが

これからどんどん発生する可能性がかなり高い。

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歯の治療に行くと、口をグチュグチュして10分ぐらいで診療を終わる。

診療報酬が低いので1回でおわることの3回なり4回に分けて報酬を稼ぐしかないらしい。

そんな状況だから、その下請けとなる歯科技工士の取り分(厚労省では義歯の報酬は技工士7対歯科3)がピンハネされるのだという。

解説にきたゲストの歯科医は私は5:5で支払っているが私はまだ良心的な方といっていた。

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500万円の授業料だったら4年生大学へ行っても文系ならおつりくるよ。

これだけ投資して、低賃金で毎日終電まで働かせる。

いゃー、これ業界ぐるみの虐待じゃなのかな?

恐ろしい話です。