玉川な日々

一日の疲れは玉川に流して・・・

詐欺ビジネスも法律がなければマネーゲーム

2008-11-22 14:36:43 | 海外ニュース
シティ銀行グループの株価が十一月66%下落して4.55ドル(11/20日)に下がった。

70兆円におよぶ米国金融危機救済策により、シティは米政府から250億ドルの支援を

受けたばかり。さらにサウジのタラル王子から3億5000万ドルの増資を引きだした。

しかし、市場に対して財務状態健全との宣伝にもかかわらず、完全に信頼を失ったグループの

CEO Mr. Vikram Pandit (写真だけを見るとヤクザ風)のクビは時間の問題となった。(1)

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議会へのさらなる支援要請のロビー活動、17日の52000名のレイオフ計画の発表・・

ここまでシティグループを追い込んだのは、銀行の金融デリバティブ(3.6兆ドル)の不良債権化。

さらに屋台骨を支えていたコンシューマ金融(まぁサラ金ですけど)とカードビジネスも

金融危機で消費が冷え込み40%近く売上減ときた。

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マネーゲームとマスコミは誤魔化すけど、デリバティブは極端ないいかたをすれば妄想ビジネス。

金融工学を駆使して詐欺をオブラートにつつんでビジネスにしてきただけではないか。

これを取り締まる法律がないから逮捕されないだけ・・

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リーマン、シティ、・・その幹部を支えたビジネススクール。

結局 米国ビジネススクールは法律すれすれの詐欺ビジネスを教えるところだったのか?


参照
1)Citigroup's Worries Mount,Businessweek,Nov-20-2008