短編のシリーズを書きはじめて一年が過ぎた。
過去の自分がいったいどんな文章で物語を紡いでいたのか、少し気になって自分の小説を読んでみた。
少し前に二作目を半分ほど読んだのだが、文章の稚拙さに驚愕した。
自分はいつまで経っても成長しないなぁ、と思っていたのだが、文章作成能力だけは向上しているようである。
その代わりアイデア力が低下したような気がするが。
最新作の四作目を全部読んだ。
間 . . . 本文を読む
別に嘘日記の説明をしようというわけではない。こんなもの、説明するまでもなく単に嘘の書かれた日記である。どうせ信じてもらえないので嘘として事実を書いたりもするが。
今朝、ちょっとケータイで知人の青いネコ型ロボットのブログを拝見した。するとタイトルに『嘘日記』という言葉があったのである。
…………。
いったいどうしてそんなことが……。
たしかに彼のブログには冗談が多かった。ボクの嘘日記ほど酷 . . . 本文を読む
実は短編のシリーズを書きはじめてすでに一年が経過した。
第一作はたしか七月初旬に完成したと思う。
第二作はたしか八月に完成した。
もう何度も語ったことだが、両方とも書き始めたのは風邪で寝込んでいるときだった。ボクという人間は風邪を引いて初めて小説のアイデアが浮かんでくる頭の持ち主らしかった。
しかしそれ以降しばらくはショートショートばかりで長い作品はなかなか生まれなかった。
冬に小説賞 . . . 本文を読む
ぼくは普段、あまりテレビを見ない。
それは寮に公共のテレビしかなく他人嫌いのぼくは怖くてテレビを見られないからだ。
だからここ数年のテレビの話題をぼくはほとんど知らない。無知である。
それが今回の合宿では各部屋に備え付けてあるので、テレビを見ることができる。
全く知らないCMがたくさん流れて、自分が時代の波に乗り遅れた人間であることを知る。
ところで昨日、こんな言葉をCMで見た。
『社 . . . 本文を読む
暇を持て余してとりあえずケータイで何かを綴ろうと思った。
そういえば最近、小説を書いていない。
暇はあるのに物語を紡ぐ気分になれないのである。文章が書けない。
書けたとしてもきっとつまらぬものになるだろうと思う。
この日記だって読んでくれているのはただの暇人だろう。
くだらないことしか書いていない。そもそも意味がわからない文章が大半である。
頭のおかしな文章が目白押しなんである。
. . . 本文を読む
おい……。
オレに気安く挨拶してくるんじゃねえ……!
ヤメロ。
邪魔だ。
あかの他人が、へらへらした、どこか見下したような態度でオレに接してくるんじゃねえよ。
弱いオレは、てめえのその軽率な行動に怯えてるんだよ。
まるでオレが弱者であることを知った上で、わざとそうしているような気がする。
イジメか?
くそ……。
昔なら。昔のオレならそんな奴、低俗だとか下等生物だとか見下してやる . . . 本文を読む
そろそろ限界かもしれない。
他人の群れの中で過ごすのは、怖い。
劣等意識が、いやに強く感じられる。
私は居丈高に高圧的態度で日常を生きているけれど、それは弱い心を守るための虚勢にすぎない。
威嚇。
人間を恐れて吠える犬。
私はみすぼらしい野良犬のようなものだ。
できるなら野良猫になりたかった。自由気ままな野良猫に。
今朝の夢が酷かった。
自分が死ぬ夢なら幾度となく見てきたけれど . . . 本文を読む
私は3人で自動車免許の合宿に来ている。
もともと私以外の2人が仲睦まじく教習ライフを送るという計画だったのだが、他人の企みをことごとくダメにするトラブルメーカーの私がギリギリになって合宿に申し込んだのである。
さて、これで2人の仲がぶち壊れるのも時間の問題である。わざとではないので悪く思わないでくれ。
おや。
早速、2人のうちの片方とカラオケをすることになった。
もう片方は教習があるの . . . 本文を読む
今日も無事に授業が終わった。
ん。もう金曜か。
いつもの学校なら明日は休みだが、合宿なので休みはない。
集団生活。
もう四年以上してきたはずなのにまだ慣れない。というかむしろ悪化している。
もし一人だったら、耐えられなかっただろう。今ごろきっとノイローゼになって死にかけているに違いない。もちろん、運転の成績も最悪だろう。いやそれどころか精神のあまりの不安定さに教習を止められているかもし . . . 本文を読む
CLAMPの『X』という漫画を読んでいる。
昨日今日でここにある全15巻を読み終えた。
つづきが読みたい。
作中には沢山の愛と哀しみが溢れていた。
なぜ人は、人を好きになるのだろうか。
なぜ人は、人を殺したくなるのだろうか。
私は、愛したいけど愛したくない。
殺したいけど殺したくない。
誰かを愛してもその相手が自分を愛してくれるとは限らない。たとえ愛してくれても、なんらかの理由で . . . 本文を読む
講義6時間、技能教習2時間の、計8時間授業だった。
疲れた。
もう眠い。
でも、きっとあのコが寝る前にメールをくれるはずだ。
ボクはそれに応えなければならない。いや、応えたいんだ。
何よりも大切なあのコ。
愛しているよ。
. . . 本文を読む
ついにジンさんとご対面した。
消灯間近だったので思いきって(どうにでもなれと開き直って)、部屋の鍵を開けて中に入った。
ジンさんはベッドに横になっていた。大したリアクションもなく、よろしくお願いします、と言い合った。
思ったよりずっといい人そうである。
年齢を聞くといっこ下だったので驚いた。
しかしなぜか私だけ敬語である。
年下相手に敬語って、変かな。
. . . 本文を読む
本日の教習が終了した。
夕飯も済ませて自分の割り当てられた部屋に行かず友人の部屋に直行。よって、いまだにジンさんに遭遇していない。
自動車を運転した。
初日からブイブイ言わせている。
対向車線を走ってみたり、アクセルをガツンと踏んでみたり、急ブレーキしてみたり、ちんたらと前を走る自動車に加速して接近してみたり、事故って死んだら915万円もらえるんだよなとしみじみ考えてみたりした。
そう . . . 本文を読む