暇人に見て欲しいBLOG

別称(蔑称)、「暇人地獄」。たぶん駄文。フリマ始めました。遊戯王投資額はフルタイム給料の4年分(苦笑)。

唯記【人間ノック/人間の、苦】

2010年08月12日 10時28分19秒 | おしらせ
 先週から水曜日もリハビリに行くようになったので、図書館で入り浸る日数が減った。
 おまけによさこいがあったり、BS2でアニメ「銀河鉄道999」の特集が連日20時~0時まであったりで、本を読む暇がなかった。
 それでも今日なんかはとりあえず、よさこい最終日ではあるが、10日にちゃんと観たし、もういいかなと判断して、久しぶりに県立図書館にやってきた。
 そして西尾維新の《人間シリーズ》第2弾『零崎軋識の人間ノック』を読了。
 第1弾『零崎双識の人間試験』は学生時代に読んだことがあったが、この人間ノックに関しては人生初だったので、新鮮だった。
 これはネタばれになるのだが、主人公にして主軸のはずの零崎軋識が脇に追いやられ、しかもあっさり負けてしまうあたり、なんか悲しかった。
 主人公にしていいところなし。
 むしろ、マインドレンデルを使わない双識の真の実力や、匂宮出夢と零崎人識との関係、はたまた戯言シリーズではあっさりと死んでしまった萩原子荻の活躍など、軋識以外が目立ってしまっていた。
 というか。
『零崎双識の人間試験』での双識より、こちらでの双識のほうが、より変態で、キャラが立ちまくっていた気さえする。
 ま、新感覚西尾維新、だった。
 語り口が一人称よりの神の視点になっている点が、少々残念な気がする。
 だって《戯言シリーズ》の「ぼく」による一人称が好きだったから。
 というか戯言が好きだったのかな。
 戯言抜きでの西尾維新。
 それでもたまに諧謔っぽい面が窺えるのだが。
 DEATH NOTEのノベライズよりはかなりライトな印象。
 ノベライズが一応のミステリ形式だったからだろうが、この人間ノック、結構、破天荒。
 二十歳前後の哀川さんがしゃしゃり出て来て滅茶苦茶にしてくれる。
 おてんば娘のごとし。
 いやむしろ、やはり暴風雨か台風みたいなものだった。
 やれやれだぜ。

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