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音楽の喜び フルートとともに

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音程を正しくするためには?

2021-03-24 22:42:00 | フルートレッスン
金のなる木はフチベニベンケイソウという和名があります。英語圏の名前ダラーツリーから金のなる木とつけられました。
葉の形がコインを想像させるから

コインに見えるかな?

今日はリアルフルートレッスンでした。
ガリボルディのエチュードop.131No10 Gmoll

この初めの五小節。
中音のGから高音のDまで上がって、低音のGまで下がります。

GHDDG
GmollのIのコードのアルペジオ(分散和音)の変形なのですが、音程を正しくとりましょう。

スケールの練習や、アルペジオの基礎練習は大事です。
曲をする前にその曲の調のスケールとアルペジオはぜひやって下さい。

それから、楽器のメンテナンス。
ここ10年以内に製作されたフルートは音程が良くなって来ているので、良く鳴るポイントを見つければ、さほどアンブシャ(仏 管楽器を吹くときの口、口腔周りの状態)を変化させ無くても音程はとれるはずです。

高音は音の鳴るポイントが狭く融通が効きにくいです。
特にEは狭いので、この音が良く鳴るポイントを見つければ、あまり移動させなくても全ての音が音程正しく鳴るはずです。

低音だからといって下を向きすぎたり高音だから上を向いたりしなくてもいいはずです。

自分1人では、なかなか音程が取れない時はチューナーを使ってもいいでしょう。

ただ、依存するのは良くありません。音を出して、それにあわせたり、チューナーであわせたら、無しで吹いたりして、音で覚えるように訓練しましょう。

古い楽器の中には、音程の取り方が違うものがあるので、それはそれなりの手当てをしなくてはなりません。

また、新しい楽器でも、調整が狂って来ると押さえても隙間が空いていたりするので音程が悪くなったりします。
コルクは乾燥する冬には動き安く、位置が変わってしまうと全く音程はまずいです。

音の響きや音の飛びも全く変わってしまうので、楽器のメンテナンスはとても大事です。

フルートのコルクや、タンポは年々良くはなっていますが、フェルトや豚の腸の皮を使っているので消耗します。

いい状態で演奏するためにも、こまめにメンテナンスして気持ち良く演奏しましょう。