
斜め向かいのご近所さんの庭からミモザの花がこぼれ落ちています。
昨夜父が入院しました。
2月末にインフルエンザにかかって熱が収まって来ました。
ところが、立てない、話せない、食べられないとなり、もう、ベッドの上から動かすことができなくなり、母と悪戦苦闘。
ケアマネに相談すると、「インフルエンザが治ったとお医者さんに診てもらわないと何も使えないんですよ。」
しかし、車椅子に何とかのせても、上がり框の段差、庭の階段。「どうやって病院に行ったらいいのか見当もつきません。
「往診頼みましょう。」
かかりつけ医は往診無しです。
「それでは病院に行って紹介書を書いてもらいましょう。」
で、病院に行ったら、2時間待ち。
でもその先生が特別に往診してくれることになりました。
次の日、往診。
血液を取って帰ると、「炎症反応がすごいので、入院しましょう」と、先生が救急車を手配。毛布にくるんで救急車に乗せて1番近い総合病院へ。
そこまで、ケアマネに相談してから3日。
「肺炎だったんだって。
付き添いしないとあかんねん。一回帰って泊まる用意して10時に来てくださいって。」と母が病院から電話してきました。
「はぁっ?!」
「なんで?」
「点滴抜くかもしれないから。」
「そんな力ないやん。」
母を病院に迎えに行ったその足でナースセンターへ。
「泊まりの付き添いって、母は77歳。来週、心臓の検査入院するんです。
泊まりの付き添いは無理です。」
「それならばいいです。」とあっさり。
いろんな書類の中に、「危ない時は拘束してもいいですか?」という項目があったような…。
認知症の人の中には、暴れるタイプの人もいるけれど、うちの父は穏やか。
そんなことはないでしょう…と、納得するしかありません。もう母には無理。
「お父さん、またくるからね!」と、置いてきました。
なんだか後ろめたい。
しかし、共倒れは避けたい。
父が入院したおかげで、久しぶりにゆっくりしましたし、
今夜は従姉妹の息子のクラリネット、チェロ、ピアノのトリオコンサートにも2人揃って出かけることができました。
素晴らしい演奏でした。
母の弟の孫に当たりますが、おはさんはすい臓がんで余命宣告されています。
病院を抜けて聴きに来ていました。
久しぶりに母の弟家族と写真を撮りました。
父から貴重な時間をいただいたと感じました。