土曜日は、梅田でI先生のマスタークラスでした。
まずタファネル&ゴーベールの4番をします。
スラーとタンギングを2個ずつ。
じっと聴いておられて、おかしなところがあればすぐ止められます。
音程、音質、タンギングがはっきりできているか?スラーの滑らかさ。
少しのよどみも詰まりも聴き逃されません。
かえ指についてもはっきりしています。
滑らかに演奏するためには、DからのC.C# Hの動き、逆の時は必ず右34の指を押さえる。
練習で動くようになれば、通常の指使いの方が良いと、以前はおもっていましたが、そのやり方で、やってみると、大変な練習無しで滑らかに演奏でき、音程も安定しています。
かなり指は動く方だとおもいますが、練習して体得したやり方よりも、覚えたてのこの方法がはるかに滑らか。
できるというのと、優雅にというのは違います。
優雅にできないと、音楽とは言えないのです。
使わない意味がありません。
ただ、やり慣れた方法は、なかなか捨てられません。初めからこの方法でやっていれば苦労はないのに。
慌てると前のやり方に戻ってしまいます。
やった年数分、新しい方法でやらないと無理かもしれません。
ですが、I先生の元で学ぶと決めた以上、体得できるまで、練習するのみ。
それから、ガリボルディの歌わせる練習の2番。
これくらい練習できていればいいだろうと思っても、先生の演奏は、そのはるか上を行きます。
先生のこの小さな曲のこの一音一音の美しさに涙が出そうになります。
本当に世界の巨匠です。
幸せです。