父と夕食。
夏には無かった食欲が戻ってきてよく食べます。作り出すとカウンターキッチンの手をかけて向かい側に立って待っています。お皿にトマト切っておいたら、待ちきれなくてつまみ食いします。
なのでできた端から渡していきます。
かやくご飯を入れて渡して他の料理を作っていたら、私の茶碗のごはんを食べていました。色も形も違うのに間違うかなぁ?
認知症の父との生活は、結構おもしろいです。
ご飯を待たれているのもまあまあ嬉しい。あてにされてるってつくる甲斐あります。
6時から実家でレッスンなので、夕食を中座して後からみたら、取ってあった母の皿の上のトマトを食べてしまっていました。
トマト好きです。
上にタオルをかけて見えないようにして長男のお皿を守っておいて、フルート吹きます。
練習しようと思って持ってきたはずの楽譜がありません。ピアソラ、イベール、プジョル、ジュリアーニ、テレマン、ブランデンブルク!
鞄の中を探したら、無伴奏フルート名曲集。
マレーのラ フォリア、懐かしい!
久しぶりに吹いてみました。
15世紀ポルトガルで起こり、17世紀スペインで大流行した踊りの音楽。
マレーはヴィオラ ダ ガンバの名手で、17世紀後半、ルイ14世の宮廷で演奏したり、作曲していたそうです。
ラ フォリアは、31の変奏のうち、重音のある6つを省いて25のフルートのための変奏曲として編纂されています。
もう一曲はその中から、J SバッハのソナタBWV1013パルティータ1楽章を吹いてみました。
これは、ほとんど16分音符だけで構成されている楽譜ですが、バッハがパイプオルガンを弾いていたことを考えると、伴奏のアルペジオと主旋律を一人で演奏していると考えるのが自然です。
初めのところ休符から始まりますが、次はAmのアルペジオ。
休符はAの音と考えて、Aの音の中で5小節演奏する、さて次のコードは?
なんて考えながら、演奏しているといくらでも吹いてしまいます。
さて、9時、タオル掛けのお皿のトマト、今度は無事でした。