実家に咲く木瓜の花、ゆめと言う品種です。本当にかわいらしい。
今日は、雨。午後、Sさんとカルメンの楽譜を照合。なんとか、見通しが立ってきました。
時間があったので、ブリチャルディのファンタジー曲集を合わせました。
ブリチャルディは1818年イタリア テル二生まれ、フルートの演奏者として、若くから名を馳せ、世界各地で演奏しました。
ベーム式フルートには、1838年に出会いました。Bキーは、彼の考案によるもので、このキーをブリジアルキーと名づけられ、今もその名で呼ばれています。
184曲もの、オペラや、交響楽、器楽曲を作曲しました。
この曲集は、zimmermann社から出版されている「5paraphrases based on Verdl-operas」
ベルディのオペラをテーマにした下記のファンタジィー5曲が入っています。
Aida Fantajia dorammatica op.134 アイーダによる劇的ファンタジー
La traviata Libera trascrizione 椿姫による自由な、編曲
Il Trovatore Fantasia トロヴァト-レによるファンタジー
Don Carlos Fantasia op.121 ドン カルロによるファンタジー
Macbeth Fantasia op.47 マクベスによるファンタジー
はっきりした製作年代は、判明していませんが、ほとんどヴェルディのオペラの初演から、3年以内に作られています。
録音や、放送などが一般的でない時代であることを思うと、ヴェルディの威力はすごかったのではないかと思われます。
おそらく、劇場に行って、この曲、このフレーズと、気に入ったものを、自分でピックアップして、編曲したのかも。
そのせいか、椿姫といえばこの曲という乾杯の歌が入っていなかったり、ほかにも有名どころではないフレーズが使われていたり。
ブリチャルディの好みが、浮き上がってくるような気がします。
どれもイタリア歌劇らしく、メロディックで、ドラマティック。ご機嫌な曲集です。