音楽の喜び フルートとともに

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バッハ

2011-06-02 21:52:26 | レクチャー、マスタークラス

今日も少し寒い。パソコンのファンの調子が悪く、さっさと書き込まないと、突然電源が落ちてしまいます。本体の壁に手をあてて、「あたたまってきたなぁ。もうすぐかなぁ?」とご機嫌をうかがいながら、大急ぎで文字を打ちますが、この三日。投稿直前でダウン。2時間ほど、冷えるのを待って、電源を入れ、ありがたいバックアップ機能のおかげで、投稿できています。今日は、ついにあきらめ夫のパソコンから入力中。
花の写真は私のパソコンの中なので、アップロードできません。残念。

昨日帰ってから、バッハの音について、頭を悩ませています。
パイプオルガンは、音の減衰がなく、指を外すと、音は突然切れます。しかし、建物が音響効果があるので、響きはあるはず。ブチっと切れるのはやはりまずいだろうなぁ。

音の始まりは、指を置いた途端に大音量で始まるはず。重音では、ギャーンとすごい音量。

ところが、フルートは空気がトーンホールにあたるまでに、距離があり、息は拡散し、音の立ち上がりは遅く、ぼやけています。

これを解決するためには、かなりの量の息をまとまってホールに向かって吐かなくてはいけません。
モイーズの「ソノリテについて」を読むと、課題、跳躍の練習に、

「舌を外に出して、ヴィブラートをつけたピッツィカートのような、しっかりとした音を得るようにすること。したがって夫夫の」音は短い、しかし、乾いた音ではない。ひとことでいうならば、音が最小の時間に最大の生命をもつようにすることなのである。
これらはバッハの演奏をするのに優れている。バッハにおいてはそれぞれの音(旋律的なもののみ)は、こういうアタックによってなされるべきである。」

と書かれています。

先生によると、モイーズ先生は、バッハは録音しなかったそうです。
なぜなら、「バッハを演奏するには自分は人間的にまだバッハの域には到達していないから。」と言われていたそうです。

そういう話を聞くと、この曲に対して謙虚な気持ちにならざる
を得ません。
もっと勉強しよう。