音楽の喜び フルートとともに

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ヴィジョン

2011-06-23 21:39:00 | Weblog

このバラはクイーンオブエデン デヴィットオースティンという品種です。やっぱりバラが好きです。

原発について私は、一度も書かなかった。
私は、思春期の頃から原発が怖かった。子ども頃、子ども向け科学雑誌で今ある核兵器で地球が50回滅亡できると聞いて以来、数日眠れなかった。
原発はそのウランを使うと知り、情報を集め、広瀬隆さんや、広河隆一さんの書いたものを読んだり。
そしてチェルノブイリ。ノストラダムスの大予言世代の私は、空から降ってくるニガヨモギは、チェルノブイリのことでは?と本当に恐ろしかった。
そのうち子どもができて、子どものために、もっと怖くなったけれど、子育てにかまけ、原発はやめてほしかったけれど、誰かが署名してと言ったときだけ署名する位で、結局自ら動かなかった。投票していなくても、汗ひとつかかず、傍観し、受益しつづけたことは、長く推進してきた前の政権与党と何も変わらない。

こんな私が、原発のことを批判するのはおこがましいし
、書いても、悪い事しか書けず、書いたことで悪い未来を引き寄せるような気がして、書けなかった。

ところが昨日買った、Big issueに、田中優さんが、面白いことを書いていました。
一年の電力消費のピークは、10時間しかない。その数時間のために、発電所を待機させている。稼働率は60%しかないそうです。夏場の昼間の約10日間さえ、乗り切れば、原発を動かさなくてもすむ。

電気は大量に使えば使うほど、安くなる、売電が難しいと言うシステムを改め、送電線を公共財とし、各家庭や事業所に太陽電池パネル、小水力、地熱、波力などの発電機設置を支援し、売電をしやすくする。蓄電池の技術も日本は世界トップクラス。自動車にもガソリンはいらなくなる。

年間23兆円も海外から買っているウランや、石油、天然ガスの費用がかからなくなる、都道府県に振り分ければ、それぞれ年間5000億円が自由に使えるようになる。

おまけに、自然エネルギー分野の雇用は、大量に生まれる。

異論もあるのかもしれないけれど、なんだかすっきりした。
今、必要なのは、科学的に現実を直視し、新しい発想で社会のヴィジョンを描くことではないかと思ったしだいです。