音楽の喜び フルートとともに

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エラート

2010-05-16 20:34:51 | 名曲
家ですだちを育て数年。今までの収穫は最高2個。なぜなら、虫好きの息子のすだちで、アゲハチョウの幼虫に餌をやることが彼にとってはすだちよりもたいせつだから。

毎年、小さな木にいついた幼虫のために丸裸になったスダチは花をほとんどつけることができませんでした。しかし、今年寒い春のために、幼虫がほとんどつかず、すだちは初めてたくさん花をつけました。昨日、少ないと言うミツバチもやってきたので、交配もばっちり。豊作が予想されます。たのしみです。


久しぶりの休みで、練習できました。
エラートを1番から9番まで調整を書き込んでいたら、4拍子とか、リズムや小節線のほかに、調整の切れ目がリズムの変化、フレーズの始まりや終わりである場合が多いのに気がつきました。例えば、4番。3拍子ですが、順当に1拍目に強拍があったのに、4小節目で、転調する2拍目、5小節目2拍目、6、7小節目で1拍目と3拍目に強拍が来る。と言う具合で、転調を感じなければ、リズムやフレーズまでおかしくなってしまいます。

こうやって、分析していけば、エラートは、リズムの変化に転調を使っているとも思えるのです。

それが顕著7番の8分の10拍子。
10個の8分音符を演奏する時には通常、5つずつの2拍にわけ、その5つを2と3個か、3個2個と言う風に分けますが、そのリズムの変化と転調が一致しているところがかなりあり、下段になると、1個3個2個3個1個という奇妙なリズムに、調整をめまぐるしく変化させています。moto perpetuo永遠の、連続的なという記号がついているこの曲が、この一定でないリズムと調整のおかげで落ち着かなく、ずっと切れ目無く続いていくような気がするのです。

エラートが段々、おもしろくなってきました。