年度初出勤。遅い4人の管理職のうち、二人が入れ替わって、ずいぶん雰囲気が変りました。
驚いたことに、全員同じセミナー、民主的な関り方をで勉強した仲間になりました。
本当に偶然。異動願いを出したのかと思いましたが、ちがいました。
私を含め4人は続投ですが、今年こそは大人同士の連携を強めて子どもたちにとって、もっと安心で楽しい児童会にしたいです。
今日は4年生のAさんが、2年生のBくんが暴言を吐いたといって、「あやまれ!絶対ゆるさんからな。2年が4年にさからうなんて、ゆるさん。」と腕をきつくつかんで、大声で怒鳴りながらはなしません。
「ごめんなさい。まず手を離してくれる?それから、静かな声で話して下さい。」
「だってな、こいつはわるいからな。」
「手を離して、そのことについて話そうよ。」何回かやりとりして、Aさんはやっと手を離します。
「こいつはな」とまだ大声で言うので
「静かに話してね」
「先生はこいつの味方すんねんな。先生うせろ!消えうせろ!」
「先生は二人の味方だよ。話をしようよ。」
「なんやねん、あっちいけ!」
「じゃあ、Aさんから、聴かせてね。いやなことを言われて傷ついたの?」
「傷なんかついてないわ!」
「そう、じゃあ、怒っているの?」
「そうじゃ、いうてんのや!」
「そう、怒っているの。じゃあ、何に怒っているの?」
「こいつがな、いやなこといったんじゃ!」
「そう、いやなことを言われて怒っているの」
するとBくん「だって、Cくんが言えっていったもん。」
「そうそう、オレが言えっていったから、俺が悪いねん。」と4年生のCくん。
するとAさんは、ますます怒って「おまえはだまっとけ!」
「2年が4年に逆らってもいいんか?」
「ごめん、脅かさないで、静かに話してくれる?」
「Cが言えって言ったからって、Bがいやなこといったのにあやまらんのが腹たつんや。」
「そうなんや、Cくんに言えって言われたからって、BくんがAさんにいやなことをいったから、腹がたったんだね。それを聞いて、Bくんはどう思いますか?」
Bくんは口をぎゅっと結んで何も言いません。
「誰かに言えって言われたからって、人が傷つくようないやなことをいうのは良いことかな?わるいことかな?」
「ごめんなさい。」
「ごめんなさいってBくんは言っているけれど、Aさんはどうしますか?」
「わかった、いいよ。」
まだまだ話し合うことが、難しい子ども達です。少しずつ、少しずつ。