お盆の帰省ラッシュのニュースを見ました。
空港も駅も、そして高速道路もどこも大混雑のようですが、でも、コロナ禍の閉塞感から解放されたせいか、どの映像からも人々の嬉しそうな様子が伝わってきますね。
(一部、台風が心配ではありますが)
私は、この帰省ラッシュのニュースを見る度に、「行く人も、迎える人も、お互いにどんなに待ちわびているだろうか・・・」と想像して、胸が熱くなるのです。
私も、まだ、両親が健在だった頃は、毎年、二人の息子が夏休みに入ると同時に帰省をし、一夏を田舎で過ごしました。
それ(孫を連れて、親に会いに行くこと)が、親孝行らしき事など何も出来ない末娘の私の、せめてもの親孝行のつもりでした。
現実には、子供達を連れて、一ヶ月にもわたる長期の滞在は、年老いた両親の負担を増やすだけだったかも知れません。
それでも、普段はひっそりとしている田舎の広い家に、子供達の声が響き渡り、家の中を駆け回る姿は、老親を元気づけてくれたのでは無いかと思っています。
夏休みが終わる頃、夫が迎えに来て私達は帰京します。
その時の、私達を見送る両親の顔が、とても寂しそうだったことを、今になっても忘れることが出来ません。
そして現在、私は、その頃の両親の年齢を超えましたが、あの頃のことを思い出すと、胸がうずくのです。
もっと、もっと、親孝行(親が喜ぶ事)をしておきたかったな・・・と。
酷暑の夏が過ぎ、季候が良くなったら、両親のお墓参りに行くつもりです。
(コロナ禍で随分ご無沙汰してしまいましたから)