結婚が決まり、その準備のために上京した時、私は父と二人で、初めて歌舞伎座に行きました。 その時、勘三郎(当時は勘九郎でしたが)の『舞踊・藤娘』を見て、なんて美しいのだろう・・と感激したのを覚えています。 父と違い、当時の私は歌舞伎など何もわからず、ただ退屈でしたが、それだけに勘三郎のあでやかな舞姿が強く心に残り、ファンになりました。 その、勘三郎さんの訃報に接して驚いています。 まだ、57歳だったとか・・。