久しぶりにバスに乗って出かけてきました。
私の住むエリアの循環バスは、前から乗って、中ほどの扉からおります。
私が乗った時は、さほど混んではいませんでしたが、それでも、座席は全部埋まっている状態でした。
もちろん、私は立っていくつもりでしたが、その時、降車扉の近くに座っていたご婦人が私を手招きして、席を譲って下さったのです。
でも、私は、その行為に、戸惑いを覚え、素直に座ることが出来ませんでした。
だって、だって、その人は、どう見ても、私よりはるかに年配の感じがしたんですもの・・・。 それなのに、その人には、私が、そんなにくたびれた年寄りに見えたのか・・・と、ショックで。
そんな私の気持ちがわかったのでしょう。
そのご婦人は笑顔で言いました。
「私はね、次で降りますから。どうぞ。どうぞ。」・・・と。
それで、私もありがたく座らせてもらったのですが、でも、冷静に考えてみれば、見かけはともかく、このご婦人は、はるかに私よりお元気そうでした。 少し、背は曲がっていたけれども、バスを降りて歩いていく姿はきびきびとして、しかも、早かったし。。。
人間は、年齢だけでは計れない・・・と、思った今日の出来事でした。