元から無い音は再現できない。
よく書く言葉であるが
ふたつの問題があって、
元から無い音は再現できない。
と、いうことが、実際にどういうことか、
理解されにくい。
1つめは、
Blueまでの機器を実際に聴いたことがない。
CD(元)の音が再現されているという状態は
こういう事なのか
と、いう「音・音世界」の基準がない。
そこから、派生するのが
2つめ
実際、自分のシステムでケーブルなど良く?すると
音が良くなっている。
と、いう意見。
このため、
それが、普通のCDPで、出てきてない音・音世界なのであるが
ケーブルで、CD(元)にはいっているだろう「音・音世界」が
たしなわれて、CDP+ケーブルで、
元の音が構築できていると信じ込んでしまう。
*********
このBlue化までの音質改善というのが、
うまく説明できていないと思う。
つまり、ケーブルを足すように、音質を足してやっている。
と、誤解させてしまっていると思う。
Blue化までの一連の作業は
CD(元)の音を再現させるための創意工夫といってよい。
*********
これをして、元の音を再現している。と、いうことになる。
では、
具体的?にわかりやすく、例えると
CDは上等のビーフステーキだとする。
そこで、CDPをBlueまでもってくると
上等のステーキのまま、皿(スピーカーまで)にのる。
だが、何もしていないCDPだと
再現できない為
上等のステーキが
なにか、もさもさしてる
うまみがない
と、いう状態になる。
そこで、ケーブルなどで補う。
バターをのせたり、シャンピニオンソースを載せたり、エトセトラ。
でも、ここで、Blueまでの上等のステーキを味わっている人は
「味付けは良いけど、もともとの肉がぼろいね」
と、判る。
*********
例えて言えば
元から無い音は再現できない。
と、いうことは、こういう事でもある。
CD(元)に入っている音(データ)は
それこそ4次元5次元的世界を再現できる。
それを可能にしたのがBlue化であり
感情的な部分・空気感・気配・沈み込みなどなど
3次元ではない、身体と心にしみこむ世界が出てくる。
すると、何もしないCDPだと
3次元がせいぜい。
へたすると、平面的な2次元な「綺麗」なだけの音。
これに、いくら、他のもので味付けしても
4次元~5次元の世界は現れない。
********
ところが、どうしても
Blueまでもっていった機器
(特にWADIA6LTD(改)Blue
もしくは
WADIA6SPIRIT(改)Blue)
を、聴いたことがない人は
4次元~5次元の世界がどんなものであるか
判らない。
まあ、このたとえにした4次元~5次元というのも
説明がむつかしいと思う。
例えば、すぐそばに居る
とか、
家の中で(SPからでなく)音が鳴っている
とか、
こういうことは当たり前の状態で
かつ、そこに自分が存在していて
時に、パラレルワールドを眺めるかのように
出現した世界をみていたり
(このあたりが4次元)
その音世界の中に入り込んで一体化してしまうという状態になったり
(このあたりが5次元)
と、いう
目では見えないけど
耳世界・体感・感情により
ヴァーチャルワールドの中に入り込んでしまう。
*********
だとすれば、変なケーブルでそれを再現でき無くしたり
いらぬバターやシャンピニオンソースなど付加したら
「偽物」「まがい物」になってしまう。
何が、必要かといえば
その世界をそのまま、アンプに伝え、それをまた、SPにつたえる。
それが、必要なため
当方では
アンプ・プリも大改造
率直な音をだしやすい620A(スタジオモニター)に
ネットワークを作る。
と、いう風に、
元の音・データーを再現するために
最小限必要な事々を施している。
*********
逆を言えば
何もしていないCDPの音を基準に
いろいろ、工夫をしてみても
「CDの音を率直に再現する基準が低いため」
ちょっと、追加すれば
効果が出てきたように錯覚できる。
ところが、Blue化までのCDPをもってくると
そのままのシステムでは
「再現」できないことが往々にしてある。
このあたりを
某氏が、Blue化までの機器に対して
下手にシステムを触らないほうが良い。と、いうのもうなづける。
実際、どこかに書いたが
Blueまでもっていった機器のケーブルが
何十万もするケーブルで
これを当方推奨ケーブルに換えたら
「こんなに、すごい音に替わる!!」
と、驚かれていたことがあったが
このケーブルがすごいのではない。
率直に音を伝えるケーブルなだけであり
すごい音(再現力)をもっているのは
Blue化した機器の方なのである。
あくまでも、そのままの姿を再現させるように
他システムを良くしていく。
足すのでもなく、引くのでもなく
ありのまま・・
時に、低域の弱いアンプ(L-580とか)であれば
思い切ってアンプを替えて
その中でさらに「ありのまま」を再現するように
変更をかけ
SP・ネットワークでは
ボックス容量をかえきれなかったので
ネットワーク作成で低域補完・能力アップをすることで、
「ありのまま」に再現できる下地を作っていった。
ここまで、やると、
とりあえず、もう触るところがない。
と、いうことらしいが・・・
高橋、まだ、なにか、画策しているのか?
「こっちには、まだ、あれをつけてやる余裕があるが・・」
と、
「こっち」も「あれ」も定かでない独り言をつぶやくので
システムのことなのか
CDPなどの新機軸を言うのか判らない。
だが、今回**Blueの作成に至って
さらに進化を遂げていることに自分で気が付いている高橋である。
もしかすると、6LB追い越すかも?
と、怖ろしいことを言うwwww
そんな風に、いつの間にやら
進化しているということがあるので
古い時代のメンテナンス機器が
最善であるとは、限らないことを
ここで、断っておく。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます