と、
トランジスターアンプと
真空管アンプ
これをWADIA6LTD(改)Blue(山手サービス基準機)
を、つないで、聞き比べる。
この
トランジスターアンプと真空管アンプは
かなり、手をいれているものだけど・・・
トランジスタアンプになってくると、
高橋いわく、
「二度と作りたくない」
と、いうほど、手を込めて
外側も含め(ぼこぼこだったwww)
95%以上、変更をかけて改造している。
そして、真空管アンプも、
元々の音を目指したはずなのだけど、
(もともとの音なのかもしれないけど・・・)
トラアンプと真空管アンプ、
非常によく似た音が出てきている。
それは、ハーマン・カードン同士のせいかもしれない。と、
思っていたが、
かなり、忠実にWADIA6LTD(改)Blueの音を再現している。
と、いうことになると思いなおしている。
真空管アンプのほうは、
かなり良い響きがでていて、
そのムードに耳を持っていかれてしまう。
が、聴き続けていると
WADIA6LTD(改)Blueの真髄を発揮していないことに
気が付く。
それは、
簡単に言うと、「無がない」といっていいか。
本来、輪郭がきっちりたってくると、
(かつ、響きもある)
無音の部分が出てくる。
WADIA WADIA6改LTD-Blue 45台目
850LTD-Blueは絵画。
紙の上には何かしらの絵の具(音)が塗られ色のないところない。
対して6LTD-Blueは彫刻。
手を表現した時に指(音)と指の間には何もない。
と言うような表現の違いがある。
バックコーラスをボーカル自身で歌っている場合、
個々の声がグチャとひと固まりにならずそれぞれがきちんと分離して聞こえる。
・エンジンに例えると、850LTD-BlueがBMWのシルキーシックス。
6LTD-Blueは初代インテグラタイプRをハイカムに入れたとき。
もはや6LTD-Blueはチューンドマシーンではなくレーシングマシーンではないかと感じさせる
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対して6LTD-Blueは彫刻。
手を表現した時に指(音)と指の間には何もない。
と言うような表現の違いがある。
立体感がある。実体感がある。
ということなのだけど、
響きの中に輪郭があり、その輪郭の中に響きがあり・・さらに響きの中に・・・
と、いう
1000色の音があったら、それをきちんと表現する。
すると、(響きと輪郭)と(輪郭と響き)の間に
「無」があるのが、見えてくるのだけど・・・
真空管アンプは
この「無」を表現できない。
いつまでも、どの部分でも、音が響いていて
このおかげで、
空気感やら実在感やら立体感やら奥行き、沈み込み・陰影・・厚み・・などなど
「無」という静寂があってこそ、浮き彫りになるものが
でてこない。
確かに、真空管アンプは心地よい音なのだけど、
ある意味、「自然の音」ではない。
真空管アンプは低域が良く出るという風に思われているが
実際の響き(振動)でとらえていくと、
ほとんど、揺らいでるだけで
身体の芯に沁みてくるような振動が足りていない。
確かに、違うレンジ・帯域をもっていると思わされるのだが
「印象的」「なにか、懐かしいような響き」をもっていても
WADIA6LTD(改)Blueをトランジスタアンプで聴いたときのような
感動が生まれてこない。
先日、WADIA6SPIRIT(改)Blueを
アンプ両方持っている人に
トラアンプで聴いてほしいと、おねがいして、
納得していただいたのだけど・・・
********
850LTD-Blueは二年のエージングにより
クリア、緻密さ、深み、厚みがより一層加わり
音に陰影をつくり立体感と存在感を忠実に表現してくれます。
これはこれで頼りになる愛機となっています。
一方の修理して頂いたWADIA6SPIRT(改)Blueは
一聴してこれ以上はないと思わせる逸品ですね。
850LTD-Blueの方がクリア、緻密さは優れていると思いますが、
WADIA6SPIRT(改)Blueは再生の瞬間から音の密度、
恐ろしい程の分離と繊細さ、
得も言われぬ圧倒感、さらっと自然に再現されます。
静寂時の気配も手に取るように分かります。
持っているCDを再度聞き直し嬉しい発見に驚いています。
忙しい日常から解放され待ちに待ったリスニング時間を過ごす時は、
先ずはWADIA6SPIRT(改)Blueからと言ったところです。
生涯側に置いておきたい上がりの名器となりました。
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代理では、うまく説明しきれない音・世界について
WADIA6SPIRT(改)Blueは再生の瞬間から音の密度、
恐ろしい程の分離と繊細さ、
得も言われぬ圧倒感、さらっと自然に再現されます。
静寂時の気配も手に取るように分かります。
このなかの、
怖ろしいほどの・・・
得も言われぬ・・・
と、受け止める「音・世界」が
さらっと自然に再現されます
と、いう部分です。
怖ろしいほどの・・・
得も言われぬ・・・
と、聞かされたら
物凄いインパクトとか、衝撃を考えてしまうだろうと思うのです。
それが、
さらっと自然に再現されます
と、きちんととらえていらっしゃる。
こういうのが、真空管アンプでは出ない。
CDPをきちんとCDの音・データを抽出・再現することが出来るようにしたら
真空管アンプの「響き(揺らぎ)」により、「無」の無さ、輪郭の無さなどなどで
本来でるべき「音・世界」を、削ってしまう。
結局、真空管アンプを持っていても、
WADIA6SPIRT(改)Blue&(6LTD-Blue)の
再生の瞬間から音の密度、
恐ろしい程の分離と繊細さ、
得も言われぬ圧倒感、さらっと自然に再現されます。
静寂時の気配も手に取るように分かります。
と、いうのが、ほぼ出てこない為
ある意味、観賞用としても、
成り立たなくなっている。
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