代理の「思うところ」・・・(検索されても・・)を再掲載して
よみなおしてみますと、
2014年12月にはWADIA21のLTD化を考えていたわけですから
もっと、以前から計画はもっていたわけです。
それは、たぶん、WADIA6のLTD化が成功した時には
WADIA21もLTD化できるだろうという思いがあったはずです。
結局、2014年12月付近に
WADIA850LTD
WADIA21LTDのプロジェクトが内定していたのでしょうね。
WADIAという機器は
かなりの可能性をもっていて
かつ、どう変わるかわからないところをもっています。
それは、おかしくなるというのでなく
たとえば、WADIA6を進化させたら
WADIA860になるかと思ったら、ならないwww
WADIA21を進化させたらWADIA850になるかとおもったらならない。
デジマスターを中心にそれぞれ独自の音作りをしている。
今回の3機のLTD化で
それぞれの個性がはっきりしてきたのですが、
このLTD化の一歩手前
かなり、音は良くなっていて、
音質改善版とくらべても、すでに比較できないほど良くなっているというのに
850・21はただただ、クリアでレンジが広いという
ある意味、つまらない音になっていました。
6LTDのような深さ・厚さ・立体感・倍音がほとんどでてきておらず
これを何とかしなければと、改良したところ
それぞれの個性をもったまま
音質はその機器のリミテッドと呼べるところまできました。
不思議なことですが
6LTDは遠近感・陰影がしっかりでて、
じつにリアルな音をだしてくるのですが
それは、人間の耳の受け止め方に似ているといってよいと思えます。
たとえばヴォーカルが歌っているとき
うしろの伴奏より
ヴォーカルをきいてしまうのがありがちなことです。
じっさい、6LTDはそういう位置をしっかり表現することで
いっそう立体感・実在感を表現するのですが
850になってくると
フラット・全体的に音を表現して
ヴォーカルも伴奏も同じ位置で歌っている感じがします。
全体的に音を拾うという感じで
緻密でありながら
実際の人間の耳で聞いているという実在感が出てきません。
この傾向は後の機器ほどそのようになっているというのは
かんじていたのですが
いまひとつ、
くっきりしているが、
倍音が出ているという感じがせず
LTD化で引き出すことに成功したのです。
やはり、
仕方がないことですが
両方の良いところ兼ね備えるというのはむずかしく
フラットで緻密な音
彫が深くリアルな音
と、いう
両極にわかれてしまうかとおもっていたところ
WADIA21LTDが
6LTDに少し近い音
850LTDに少し近い音
と、いう両方をかねそなえた感じになっていました。
思い起こせば2014年12月(以前からですが)から、およそ1年ほどで
お客様からの要望でプロジェクトがすすみ
実現できたわけです。
***実際、お客様のほうからWADIA21 の改・LTD化の問い合わせ?依頼?があるのですが、
お客様の機器でプロトを造るわけにいかないので、
WADIA21を手に入れたいと思っている様です。****
と、かいていたのですが、6LTDを何台かこなしていくうちに
お客様の機器で、即、LTD化できるという自信と根拠ができたのでしょうね。
それが、6LTDと比べたときに
倍音などでていない、
音質改善版をもっと良くしただけでは
高橋は妥協できなかったと思います。
機器の表現できる音楽性をひきだしてやらずにおいて
LTDと冠せない。
最後の局面で施したある技術が
それぞれの機器に見合った深さ・厚み・倍音をもたらし
それぞれの個性をベースに
音楽性豊かな表現になり
あとは、好みの問題でしょうね。
いずれにせよ、
機器の性能をあげていくことで
音はさらに音楽性がでてきて
音質改善というよりも
音質改革という域に達していると思えます。
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