昨夜、メールをいただいた。
真空管アンプできいていらっしゃるということで
まあ、ここは、毎度言うように
真空管アンプでは
輪郭の中の成分の響き・輪郭がさらに輪郭を作りながら響く。という
まあ、口で言っても判らないだろう事象を
再現することが出来ない。ので、どうしても、
他の部分で足しないをしてしまうパターンになりやすいと思っていた。
その第一声が
足をつけたほうが、くっきりする。
と、いう言葉だった。
内心・・・
「う~~~む」
と、いうのも、WADIA6LB(SB)辺りの質問で
足を付けた方が良いでしょうか?
と、いうものがあり、
これについては
「そんなものをつけなくても、十分に音がたちあがってきます」
ー当方自体、つけてないwww-
と、答えたばかりだった。
ところが、足をつけたほうがくっきりする・・・
これは、もうしわけないが、
本体機器 WADIA16LBの音つくりが
柔らかめに作られている為
これをまた、輪郭の出にくい真空管アンプで聴いているという二重効果?で
足をつけたら、くっきりするというのが、見えてくるのだろうと思う。
次にきたのが、
当方お奨めのケーブルの話。
ここは、ちょっと、前説明が必要なので書いてみる。
元々、I氏に勧められ使い始めたのだが
これが、非常によかった。
WADIA他のCDPの音を率直に出す。
ところが、ある日。
I 氏が同じメーカーの別の種類のケーブルを勧めてきた。
いろいろな経緯があり
この方は、きらびやかな音とか
高域やめりはりに耳が取られてしまう方だと思っている。
と、いうことは、
逆に推奨するということは
何らかの「色付け」がでてくるケーブルだと判断できる。
当方WADIA6LBにおいて、
足しないはいらない。
W6LBの音をそのまま素直にだしてきたら
どえらいことになるわけで、
それにあわせる意味もあって
システムやケーブルは率直に伝え、率直に表現する。
と、いうふうに作り上げてきている。
つまり、「足しない」をすると
WADIA6LBの本来の音が
ー作り物っぽくーなってしまう。
それくらい「自然」な音になっている。
なので、I 氏のお勧めは却下しているのだが・・・
疑問は生じる。
今までのいきさつから
この推理はあたっているとは思う物の
なぜ、W6LBに「足しない」をしなきゃならない事になるのだろうか?
いくら、本人のこのみといったところで
あれだけの緻密で豊かな音をきけば
「足し」をする必要がないとわかるはずなのだ。
結局、当方にきたI氏のWADIA6LBの音をきいたら
あまり、よくない。
で、それは最近、はっきりしたHマーク付きのI氏手配のピックアップのせいだと判ったのだ。
つまり、
あれだけの緻密で豊かな音をきけば
「足し」をする必要がないとわかるはずなのだ。
と、いう大前提がすでに崩れている。
あれだけの音がでていないから
「足し」をする必要がでてきた。
と、いうふうには、推理されていないのと
アンプが率直なものでないため
W6LB(他も)異変に気が付かない状態になっていた。
そのため、ケーブルで足しないをすることになったのだろう。
で、実際問題
当方はその2種類のケーブルをききくらべていない。
今のケーブルで十分(すぎるくらい)に率直に音をつないでいる。
と、いうことで、換える必要性(逆をいえば不足があるということ)がなかった。
で、今回
その2種類のケーブルの評価があった。
「当方推奨ケーブル」では音を聞く感じ、「もう1種のケーブル」では音楽を聴く感じです。
繊細な音などは少し劣る様ですが、雰囲気は代えがたいものが有ります。(しっとりとした深みのある奥行き感が出てきます)
結局、この評価の裏をみてみると
WADIA6LBのそのままの音を「当方推奨ケーブル」で伝達していくと
(しっとりとした深みのある奥行き感が出てきます)になるわけです。
ところが、上でかいたように
WADIA16LBのほうは、
換える必要性(逆をいえば不足があるということ)がある。
と、いう状態です。
「もう1種のケーブル」で足しができる「マイナス状態」があるわけです。
そこで、このメールをよみなおすと
「もう1種のケーブル」では
繊細な音などは少し劣る様ですが、雰囲気は代えがたいものが有ります。
と、書いてあります。
そこで、一番最初に戻ります。
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真空管アンプでは
輪郭の中の成分の響き・輪郭がさらに輪郭を作りながら響く。という
まあ、口で言っても判らないだろう事象を
再現することが出来ない。ので、どうしても、
他の部分で足しないをしてしまうパターンになりやすいと思っていた。
*****
当方のトラアンプできいたWADIA6LBの評価は
WADIA16LBの音つくりは、柔らかめに作られている。
と、いうものです。
つまり、輪郭や緻密さがでず(薄く)
太い紙縒りにしてしまったものを
真空管アンプで揺らがせているので
かなり、心地よく聴けるものだと思えます。
ところが、
それでも、
「当方推奨ケーブル」はCDPの音をそのままに伝える能力が高いのですね。
つまり、「太い紙縒りですよ」と伝えるわけです。
それが、繊細な音が見えるということです。
ところが
「もう1種のケーブル」は
「足しない」をするわけです。
すると、
太い紙縒りですよ
と、いう正確な情報が
存在感のある太さですよ
と、いうふうに換えられてしまうわけです。
ここをどうするか。
と、言うことですね。
CDP側に不足があると思われるだけの
耳をもってらっしゃるところで
ケーブルで「足しない」をされるということになるわけですが
じじつは、
真空管アンプで緻密な輪郭と響きを減衰させているので
WADIA16LBの音がちゃんと表現されていないのです。
当方のトラアンプできいたWADIA6LBの評価は
WADIA16LBの音つくりは、柔らかめに作られている。
と、いうものですが
きちんと音楽性も有りますし
質の良い太さも透るような音で
浸透圧、響きも十分にあります。
そのままの音を「当方推奨ケーブル」でトラアンプでだせたら
もっと、成分の緻密さや響き・空気感があり
「もう1種のケーブル」をうけつけないほどの音質が有るのです。
なかなか、真空管耳というのは
根深い影響を残しているのですが
一番大きな原因は
空気振動が伴わない「響き」でなく「揺らぎ」で聴いているということに気が付けない。と、言うことです。
これをひとつ脱却できると
ケーブルはとことん率直なケーブルが良いということを実感できるのですが
こればかりは、
自分の耳の希求に突き動かされるものなので
あくまでも、
当方、高橋と代理の耳がもとめるものと
耳が拾えるものの違いという
個人事情との引き比べなので
難しいところが有ります。
あとは、エージング耳から脱却していくことも課題だと思えます。
(だいぶ脱却しているので、脱却の自覚というべきかな)
とは、いうものの
かなり耳の良い方なので
真空管アンプだけでは惜しいかな?
と、いう代理の欲目が有ります。
そのインプレです。
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音がかなり化けて来ました?
凄く良くなりました。
最近、音楽に浸っています。(つかっています?)
この度、お世話 して頂きまして 感謝申し上げます。
今までのCDPでは、体験出来ない次元の音楽に浸っています。
何より、心癒される時間を過ごしています。
音楽っていいな~心から思っています。
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