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YAMAHA CDX-10000 12台目 アップしました。(2016年)

2019年06月08日 | 2016年アップニュース

YAMAHA CDX-10000 12台目

 

ひさしぶりのYAMAHAということになる。

この機器も人気の高い機器であるが

代理的には、高鳴り気味で・・・・

中音で低域を鳴らしているという感じがいなめないところが有る。

はっきり、くっきり、という爽快感があって

YAMAHAをお好みの人が多いのは

その部分だと思う。

 

で、実際、高橋がメンテナンスすると

低域が補充?されるので

中域のほうが、なおさら張りと冴えがでて

心地よさが増える。

 

いかに、低域が大事かということを教えてくれるのである。

 

低域が補完されていないと

音の中身に「す」がある。

根菜類など、わかりやすい。

「す」がはいるという言い方をするが

その部分の組織が、乾燥して荒くなり

ひどいときにはスポンジ状に細かな気泡で充満してしまう。

潤いもなく音の密度もなくただただ、妙に元気である。

 

バイクで例えれば、

遠くから甲高いバリバリ音が聞こえてくるけど

ちっとも、近寄ってこない。

逆にトルク音が低くドドドと底鳴りしているバイクは

音がきこえてきたら

それにふさわしい巨漢がすぐそこにいる。

 

なにかしら、そういうイメージがある。

 

中身が無いというか

密度が薄いというか

威勢のよさにほれぼれするのだが

どっしり感がすくないというか。。。。

 

そこに高橋が低域を補充するから

威勢のよさと

どっしり感が程よい瑞々しさをつくりだしてくる。

 

今回の機器もそうだったと思っていた。

 

高橋が中を見て、まず、「あっれえええ????」というのがきこえていた。

中板が無い!!

基板がちょい、違う。

など、いかにも、どこかの誰かが触りまくったという呈にみえる。

こりゃあ、ひどいことになるのかもしれないなあと

横目で眺め倒しているうちに

高橋、直して、OHして音質改善して

「なんや、鳴ってるやん」

と、思っていた。

 

当初はやはり、赤ちゃん状態で

機器の素性というかwww

やはり、高鳴り気味の音がでていた。

しかし、半日くらいたったか?

なんか、低域でてきてるやん

と、そこで思った。

どこかの誰かがやったものなら

直して、すぐ、こんな音にはならない。と・・・

高橋もメーカーか誰かさんなのか、判別しにくいものがあったようだ。

YAMAHA技術者の直し癖をもっていながら

いまいち、メーカーらしからぬ手抜き?部分。

 

ここで、高橋はほぼメーカーの仕業だと当たりを付けていたようだ。

中板も初めから無いという証拠があったようである。

 

そして、いう。

設計屋と技術屋との部分でいえば、

設計屋が

「ここ、こうして、ああして」

と、簡単に説明するために自分で作る。

と、いうパターンに近く

技術屋としては、ありえない仕様になったのかもしれないと・・・。

むろん、こういう分業が有るのが、メーカーであるが

個人になると、そうはいかない。

技術屋=設計屋に成ってくる。

 

そして決定的だったのがシリアル№であろう。

 

そして、エージングが進んでくると

ちょっと、これ、今までのCDX10000より

しっかりした良い音になってるやん。

と、言うことが多くなっていた。

 

「なるほど、メーカー試作機(プロト)ということもあって、

力を込めて作っていたせいだろうなあ?」

と、ふむふむ、勝手に頷いていると

高橋、曰く。

 

確かに、それもあるかもしれないが

一番大きなところはここだろうなあ。という。

D/Aコンバーターのランク他セラミックパッケージIC 

コスト削減をしていくのはwww

これからであるので

まずは、デモ機にもなる可能性のあるプロトは

良い音を出していかねば話にならず

D/Aコンバーター セラミックパックICと

奢ってもらっていると言う事だろう。

 

それは、基板上では僅かな差でしかないかもしれない。

だが、そのわずかの差が

音に変わるとき

「あ、今までの物と違う」と、気が付かせる「何か」が違う。

 

僅かに、低域の密度が違うとか、

ほんの些細なことだと思う。

 

それは、例えば僅か1℃違うだけで

雨になるか雪になるかのボーダーラインを感じるのとよく似ている。

 


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