どこでどうなったのか・・・2021-03-31

オークションを覗いてみようという気になったのは・・・

まったく別のニュースを漁っていたときに

オークションの宣伝がはいり、

そこにピックアップKSS151Aの画像がうつっていたので・・・

また、廉価版やらHマーク付きのピックアップを

WADIA用とか、高級品用とか謳いまくって出品してるのか・・と

思って覗いてみた。

見たら・・・

いくつか、似た製品とか同じ製品とか下のほうにあったので・・・

見ると

ん？

セレクト品とある・・・

はい？

で、よくよく見ると

Hマーク付き・・・

これをセレクト品だというのである。

確かに、WADIAなど高級品用ではあるが、

Hの意味はセレクトの意味ではない。

純正オリジナルが枯渇し

中国だったかに、工場を下げ渡したところから

もう１度、再生産したもので、

品質が低下しているのは、何度も書いているとおりで、

再生産において、

多分・・・同じレベルの部品（発行ダイオードではないかとにらんでいるが）が手に入らず

品質がおちてしまったのだと思われる。

で、これも、想像の範囲だが

香港（HONGKONG）とか、HOUSE（家・・）とかの頭文字をとって

第２次生産品ということを明らかにしたと思われる。

外資系になってしまった、LOTTEだったかも

生産地を頭文字で表記している。

群馬ならG　韓国ならKoreaのKという風に

生産地を書き表す。

この慣習から考えてみると

Hのつく地名か、公団などの英語表記の頭文字ではないかと思う。

実際、純正のものと比べても数値もおちているし（新品であっても）

どんなに、頑張ってもセレクト品とはよべないのだが・・・

なぜ、セレクトだとおもわれてしまったのだろうか？

どういう根拠でHマーク付きがセレクト品になってしまったのか・・・

ここしばらくで、Hマーク付きのKSS151Aの品質の悪さをみせられて

うんざりしているし

WADIAなど特に、グレードアップしたいと思っていらっしゃる方が

入手した機器の大半にHマークが載っていて

これが、ほとんどダメ。

鳴っていても音が悪い。

ピックアップを替えてあるからと普通より高い値段で入手されている方もいるようで・・・

その原因のひとつに

根拠のないセレクト伝説ができあがっていたせいなのかと

吃驚してしまった。

枯渇したKSS151Aをもう少し入手したいとメーカーが、

下げ渡した工場からの販売をうけたのは事実で

とりあえず鳴るし・・・

もともとの工場の生産品だから、大丈夫と思ったのだろうとは思う。

当方も、最初のころは、気が付かず・・・

（劣化がひどく進んでなかったり、それほど

Hマーク付きが載っていることはなかった）

Hマークの新品を提供したこともあったが、

やはり、何年かしたら音質がおちていたので

(何年もしないうちに、音質・数値も落ちていた）

オリジナルに交換させてもらった。

気が付かずHマークを載せていたものは

２～３台ほどだったと思うけど、

これらもオリジナル良品に乗せ換えさせてもらっている。

WADIA用というのであれば・・・

あるいは高級器用であるというのであれば

まったく、Ｈマーク付きは使えない。

が、逆に、高い金をだして・・・

廉価版のＣＤＰにつける人もいないだろう。

過去にも、書いたが

コンデンサ全交換などというと

「音がかわる・・（悪くなる）」などという伝説を作り上げてしまう。

音が変わる（悪くなる）という部分はそれだけのコンデンサのチョイスを行わないからで、

ひいては、実際のスキル・耳ができず、悪い音にしかできないスキルのなさを

「音が変わる・・（悪くなる）」と言い換えて、全交換の重要性を握りつぶしてしまう。

（特にアンプなどは、本来の音を重視する場合が多いが、これも、サイテーション１６Ａでわかる通り

もっと、上級のものになる）

こういう伝説の怖さは、もう神話にまで発展し

メーカーがチョイスしたものを別のものに交換しないほうが良い。

などとも宣う。

メーカーのチョイスが万全だとは限らないといえるところまで

ＣＤＰを触っているか、触れる技術があるか

等は、不問としている。

そんな風に、片手落ち、あるいは裏打ちのない風評がまかり通る。

今回のセレクト伝説もこれ以上波及してくれないことを祈るばかりなのだが・・・