事業秘密・・と、いうのは、
語りたくても語れないという側面があるが、
逆に、
相手?のレベルを判らせてしまうところもある。
すると、その「レベル」について
こうだから・・・レベルが足りてないんですよ・・・
と、いうことを具体的に伝えることが出来ない。
と、いう
ある種の「捉われ」(囚われ?)が、こちら側にできてしまい、
簡単に、
「事業秘密なので」
で、終わらせていることが、しばしば、ある。
再浮上していた記事を読み直して、
ああ、それが、あるな。
と、気が付いたのだが
あえて、そこを、言うと
「相手?のレベルを判らせてしまうところ」に抵触する。
が、逆に、
そこが、判らないから
相手?の方が低いレベルのまま・・ということにもなる。
実際、こういう事を告げると
まず、ご機嫌を損ねてしまうし
そうでなければ
此方のいうことを信じようとしない。
で、信じてもらおうと説明しようにも
場合によっては、
相手が意味合いを理解するだけの知識や経験がない。
と、いうことがあったり
それこそ、事業秘密に触れてしまう事になったり・・とか。
痛し痒しというほどにオーバーではないが
告げるべきか、告げぬべきか
迷うところがある。
実際に、ちゃんと、告げても
曲解されるということもあり、
別段、その技術とか、本当に必要でない(実践されていない)のだから、
なんとか、頭で受け止めようとすると
自分流の「考え」に、くるめてしまうということもある。
で、今回、その部分を
少し、訂正しておこうかと思い直した。
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アナログ回路部分の電源にOSコン、同等品を使うと、音が平坦、平面的になり、つまらない音になります。
この考えが、間違っているというわけでなく
経験不足と思えます。
OSコンは、随所に使うことができ
どのように、使うかというのが、見つけられていない。
と、思えます。
では、どのように使うと良いか、と、いうことが
事業秘密にあたるので、伝えられない。
いろいろ、挑戦されている方であるので、
なおさら、固定観念を持ってほしくないということを思うのです。
ただ、しいて言えば、
もっと、色んな機器を触ってみることで
え?こんな使い方もあるんだ。
と、いう
ある意味、セオリーとは違うやり方を実践している場合に遭遇することがあります。
高橋は、そこからも、いろいろな改善を進めていくヒントを得ているわけです。
一つの機器にこだわっていたら、
絶対的に、「見えてこない」ものがあります。
つまり、もともとに回路設計・制御・電気・電子知識・技術などなどがあってからこそ
「ヒント」を「ヒント」として、物にできるわけです。
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つまるところ、
色んな機器を触ることによっても
スキルがあがっていくということです。
そのチャンスは
対価に換えられる技術・改善・修理ができるからこそ
回ってくるチャンスであるのなら
個人の方がそのチャンスを得ようとするのなら
自腹で、色んな機器を買うしかないわけです。
そして、また、
どの機器が
セオリーとは違うやり方を実践している機器なのかを
お伝えすることはできません。
どこかで、
メンテナンス屋は、孤独だと言ったことがあります。
それは、例えば真空管アンプのように
回路図があり、先達がその通り作れるようにしてくれている。
と、いう場合があります。
ところが、
CDP・特に音質改善になってくると
高村光太郎じゃないけど・・・
「僕の前には道がない・僕の後に道ができる」
と、いう状態にあるのです。
対価を得られるほどの「音質」にするということは
まさに
「僕の前には道がない・僕の後に道ができる」
という、自分を超えていく部分です。
それは、他からヒントを得ることはあっても
真似してできるものではないのであり
それでは、「既存の音質」にしかならないわけです。
誰かの作った道を後ろを踏んで通るというのとは違います。
このあたりがあるからこそ
その音世界は
「高橋ワールド」と呼べる域にたっしております。
それを、まねていこうというのでなく
仮に超えていこう・・というのであれば
まさに、自分との戦いになります。
判らなければ、必死に研究する。
誰かが教えてくれるものではないからです。
と、なってくると
色んな知識と色んな技術と「耳」が必要になってきます。
その3っつを、自分で肥していくしかない、と、なったとき
色んな機器を触れない(自腹で購入も限度がある)ということは、
かなりのロスになると思えます。
当方は
最初のころから
一部、ネットで
「高級機しか触らない」と、いうことをささやかれたことがありました。
けれど、このことの裏には、2つの「隠し」があります。
逆に考えてみてほしいのです。
ー自分の持つ高級機を任せるにたりる人ーを、選ぶでしょう?
ー自分の持つB級品・廉価版に
場合によっては新品価格より高い金額をかけられるでしょうか?ー
これは、大いに勘違いされることですが
安い機器であろうが、高い機器であろうが
OHの代金はそんなに変わらないのです。
「高級機しか、触らない」というのは、
修理のことを言うのだと思います。
そして、こちらはある意味、貧乏人根性です。
廉価版については、どうしても、伸びしろがない。
音質改善に応えられるだけの造りをもっていない。
いわば、あまり良くない音を復活させるために
OHする代金があれば
伸びしろのある、金のかけ甲斐のある機器であってほしいと思うわけです。
仮に、新品価格、3万円の廉価版に
OH~Blueまでの施工が出来たとしても
それなりの音にしかならなくても良いから
ん十万円かけても良いと、思われるでしょうか?
(仮にそれでも、良いといわれたら、こちらが断ります。
もっと、もっと、素晴らしい音世界になる(機器)が、あるのに
そこで、止まってほしくないのです)
と、なると、
金のかけ甲斐のある機器を依頼されるということになります。
「音は金だ」と、言い方をすると語弊が生じるかと思うのですが
実際、胡椒を求めあちこちに船出していった史実をして
別の言い方をすれば
「音は胡椒」なのです。
耳においしい音を聴かせたい。と、いう思いは
まず、高橋から始まります。
時に、音の良さを信じられない方や
自分の嗜好に固執する方により
愁眉が開かれないということもありますが
多くの方が(実際に聴いた方)
「こんな音がCDPから出るなんて」
と、いうインプレをくださります。
それこそが、高橋の
耳においしい音を聴かせたいという思いの結実なのです。
個人と対価を戴くという立場との違いは
大きくは、
みんなの耳においしい音を聴かせたいという意識の有無の違いでしょう。
自分だけが満足するということでなく
みんなの「耳」が「おいしい」と思う。
そういう「音」を実現させるための
音の評価は厳しいのです。(査定する耳)
その評価を上げるためにも
いろんな機器を聴くことや
技術・知識を得る時間も必要であり
自分への投資も必要です。
例えば、ビマックなどの修理・OHの依頼のために
もう一台ビマックを購入して、
調べていく。
と、いうのも
自分のスキルへの投資です。
こういう必需となるスキルを上げていくことに
見返りがあるということです。(見返りという言い方は妙ですが)
個人の場合、
高い・・とか、
それを購入しても、自分は、要らないし・・・とか、
「みんな」と、いうことが、
必需にならない環境というのが
ひいては、自分への投資(スキルアップ)に結びつきにくくなります。
個人的に機器を購入し改善練習・OH練習とするとき
それは、申し訳ないのですが
廉価版では、スキルアップにつながらないことが多いのです。
こういう風に作っているのか!!という工夫や鋭意がはいっておらず
音質改善などについては
良いヒント(目から鱗とかwww)を与えてくれないことが多いのです。
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