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万葉集  大和には群山あれどとりよろふ天の香具山・・を解体してみる 続☆88 2021-08-14

2023年11月26日 | 続☆歴史の中の「経緯」

原文: 山常庭 村山有等 取與呂布 天乃香具山 騰立 國見乎為者 國原波 煙立龍 海原波 加萬目立多都 怜■(りっしんべん+可)國曽 蜻嶋 八間跡能國者

山常庭 やまとには

村山有等 むらやまあり等(あれど)

取與呂布 とりよろう

天乃香具山 あまのかぐやま

騰立 のぼりたち

國見乎為ー者 くにみをなすー者

國原波 くにばらは

煙立龍 けむりたちたつ

海原波 うなばらは

加萬目立多都 かもめたちたつ

「可怜国(うまし国)」國曽 ????さときくにぞ (聖なる国?)

蜻嶋 あきつしま

八間跡能國者 やまとのくには

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大和(やまと)には、群山(むらやま)あれど、とりよろふ、天(あめ)の香具山(かぐやま)、登り立ち、国見(くにみ)をすれば、国原(くにはら)は、煙(けぶり)立ち立つ、海原(うなはら)は、鴎(かまめ)立ち立つ、うまし国ぞ、蜻蛉島(あきづしま)、大和の国は

************

大和(やまと)にはたくさんの山があるが、特に良い天(あめ)の香具山(かぐやま)に登って、国を見渡せば、国の原には煙(けぶり)があちこちで立ち上っているし、海には、鴎(かまめ)が飛び交っている。本当に良い国だ、蜻蛉島(あきづしま)の大和の国は。

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いくつか、解字すると、妙な気がしてくる

取與呂布 天乃香具山

「可怜国(うまし国)」

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まず、「可怜国(うまし国)」

怜■(りっしんべん+可)國曽の「怜■(りっしんべん+可)」

怜の字の意味は さとい さとし とき

(りっしんべん+可)は、見当たらないので 心が「可」=(良い)=感動する

意訳すると

聖なる場所に畏敬の念を感じる。

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ところが、中国語にすると 

「かわいい」は「気の毒」,「かわいそう」は「気の毒なさま」

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わざわざ、音があっているからと、悪く取れる文字にするだろうか?

うましーと、読ませたいのなら 宇真志ー(神の真の志)とか・・

他の麗句があろう。

おまけをいえば、村山有等 むらやまあり等(あれど)

あれど~~~~****ないという慣用表現が成り立たない。

村山あれどーうまし国だ。

では、????になる。

村山あれどー気の毒なさまだ。

と、なると、納得するところがある。

慣用表現として。

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为什么かわいい=可爱,かわいそう=可怜?_意味 (sohu.com)

かわいい=可爱,かわいそう=可怜? 

「おいしい」と「おいしそう」は意味が似ているのに,「かわいい」と「かわいそう」は意味が似ていないのはなぜでしょうか

現在では,「かわいい」は「愛らしい」という意味,「かわいそう」は「気の毒」という意味で使われている。

しかし,元々の意味は,「かわいい」は「気の毒」,「かわいそう」は「気の毒なさま」,という意味だった。「顔映(は)ゆし」=「恥ずかしい」が語源。

鎌倉時代になり,「かわいい」=「気の毒」 ← 「恥ずかしくてまともに見られない」。「かわいそう」=「気の毒なさま」と使われるようになった。

室町時代になると,「かわいい」=「あいらしい」 ← 「気の毒で放っておけない」「かわいそう」=「愛らしいさま」という,使われ方になり。

江戸時代になると,「かわいい」=「あいらしい」,「かわいそう」=「気の毒なさま」と意味が変化していった。

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つぎに

天乃香具山 あまのかぐやま

騰立 のぼりたち

と、奈良の香久山とおもわせるのだが

海は見えない。

それに、標高152m・・・

どう頑張っても海は見えない。

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こういう解釈もある↓

人麻呂の怨・殺人事件④-2 (torichu.ne.jp)

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と、すると、天乃香具山とはなにであるか?

奈良の香久山と思わされているだけではなかろうか?

まず、思い浮かぶのは 弥彦神社

伊夜日子大神いやひこのおおかみ 御名 (あめのかごやまのみこと)天香山命

御祭神 天香山命は高倉下命(たかくらじのみこと)とも申し上げ、皇祖天照大御神の御曾孫(ひまご)にあたられます。父神は饒速日命(にぎはやひのみこと)、母神は天道日媛命(あめのみちひめのみこと)

では、天乃香具山の枕詞のような

取與呂布 天乃香具山の取與呂布

とりよろう と、とると、より優れとおもえるのだが、
取與の字だけみると、
取って、興した
つまり、平定して、国を興した と、読めてくる。
呂布が判らない。
三国志の呂布ではあるまいが、秦の流れを組むと解することもできる。
與呂(国を興した人の後継者)ととると
それを覆い隠している布を取る という意味にもなる。
與呂で調べてくる。
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與呂伎の名前は 
かむろぎー始祖 あるいは、伊弉諾 ともとれる。
 
御祭神は、子守神 ・勝手神。

第3代目の大物主(オオモノヌシ) 、
コモリさんを祭る神社のようです。

コモリさんはその名のとおり、子沢山。
幼名のヨロギマロ=與呂伎の由来になっているようです。
 
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與呂伎 おろち?を隠した?

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取與呂布 天乃香具山

與呂(始祖)の布を取った天乃香具山

與呂(始祖)の布で思い浮かぶのは

饒速日の十種神宝の中のいくつかの比礼(長い布?)

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大和(やまと)には、群山(むらやま)あれど、とりよろふ、天(あめ)の香具山(かぐやま)、登り立ち、国見(くにみ)をすれば、国原(くにはら)は、煙(けぶり)立ち立つ、海原(うなはら)は、鴎(かまめ)立ち立つ、うまし国ぞ、蜻蛉島(あきづしま)、大和の国は

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加萬目立多都

これは、都に多くカモ氏が目立つ。

加萬目 多くの目が加わる。ー見張られる?。

カモ氏をかもめに隠すために海原としたのでは?

國原波 煙立龍

中国系(龍)渡来人がいっぱい暮らしている。

*********** 

蜻蛉島の大和は気の毒な国だ。

と、考えると

あきつしまに意味がある。

阿吉島と置き換えると

我良しの島(領域?)

(国のため・国民のためなどを考えず、自分さえ良ければ良いという人ばかりが(しま)のさばっている)

*************

昔、あめのかごやまのみことが大和の山にのぼりて 大和の情勢を見れば

(ここも、とりよろふ、天(あめ)の香具山(かぐやま)、登り立ちで、亡くなったともとれるし、饒速日であれば

天磐船からながめた?)

心良くない人々が暮らしている。

気の毒なことである。

蜻蛉島の大和=日本全土と、とれる。

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そして、とんぼのとなめに似た島という件が添えられていたと思うが

内木綿(うつゆふ)の真迮(まさ)き国と雖(いへど)も、なほ、蜻蛉(あきつ)の臀呫(となめ)の如くあるかな」

素直に読むと

宇宙(創造神)が真心を込めて作られた国だというのに

蜻蛉(あきつ)の臀呫(となめ)の如くあるかな。

どうも、狭いとか、形を言っているのではないと思える。

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蜻蛉(あきつ)の臀呫(となめ)の如く

呫ーなめる、 ささやく、 しゃべる・はなす

臀に呫(話)しても

お互い通じるわけがない。

同じ人間でありながら

判りあうことが出来ない状態にあるのか。

と、いう風にも取れる。

*************

それを見て、恥ずかしいと思ったのなら

創造神の思いということになるし、

神の国でも、判りあうことが出来ない状態にあるのか

「なお」という言葉が入る。

神(上)がそうだから、人間?下々?もそうなるのかと思えば

まず、自身が恥ずかしい。

と、解釈する。

**********

こんなことをいう神武は

おそらくウガヤフキアエズ王朝の神武のほうか?

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