ここ しばらく 気になっていることがある。
改善などを施しても
なんだか 音がにじんでいる・・・機器がある。
「なんでやねん!!」
素直に口にでてしまう疑問と不満。
高橋 曰く
「フィードバックだよ」
ああ・・・・・。
わりとよく、機器に使われている手法である。
位相を使って わずかに音を遅らせる。
輪唱とよく似ている。
輪唱ほど おいかける間が空いていない。
あるいは、瞬発でエコーがかかったような感じといっていいか。
メーカーが リアル感・実在感をだそうと工夫したのだと思う。
緻密で繊細な自然の響きやクリアな距離感により
実在感やリアルさが再現されるわけで
それを聴いている耳には
にじんだ音 距離感や響きがでている風を装っている と
しか 聴こえない。
思わず 尋ねた。
「フィードバックをどけたほうが良いんじゃない?」
それは、むつかしいところがある。
実在感 距離感 を作り出す手法は
LTD仕様音質改善に寄るところが大きい。
その後の改善で さらに
緻密で リアルな 「実在感・距離感」が出来上がるわけだけど
LTD仕様音質改善を受け付けない機器もある。
まあ、それでも フィードバックを取っ払って
超フラットな精密さを作り出しているのが
Vimak DT-800 (山手サービス所有)
この Vimak DT-800のことは 此処の記事でも書いている。
なんや!この ぼけた音は にじんでる 響きじゃなく ふわついているだけだ
と、文句をたれ
「なんとか、してくれ~~~」
と、ごねた。
結局 高橋 フィードバックを取っ払った。
結果、超フラットな精密さを作り出している。
このVimak DT-800は ビットストリーム方式でもあり
どうしてもフラットな音が出やすい。
(隅から隅まで 一律に音を拾い上げるといっていいか)
LTD仕様音質改善など 施すと 変わってくると思うのだけど
当時、 依頼されたビマックを治すための デモ患者??だったので
それ以上は触っていない。
そして、何台か 受付の機器の中に
フィードバックの小細工(失礼・・)で
「雰囲気」を、作ろうとした機器が多いことに気が付かされていた。
ー自分の機器だったら フィードバックは取っ払うー
と、高橋は言う。
だが、お客様のものについては 提言しない。
それは、なぜだろう。
考えつくことは
フィードバックでの雰囲気(空気感とか実在感とかいうレベルではない)に
慣れた耳には フィードバックを取っ払っただけでは
フラットな音に 優等生的で面白みがない と、感じる公算が強い。
と、なると LTD 仕様音質改善 や LTD化やBlue化 その他・・・
それらを施すとしたら
回路からの改善も含め ものすごい値段になると思う。
そして、元からの「素性」
簡単に言ってしまえば
精密で緻密な音こそが 立体感やら実在感・空気感をつくりだしていくわけで
それらが、ないから フィードバックでごまかすことができた。
と、いう考え方もできる。
そんな調子だったら
そこまでの大金をつぎ込んでも
到底 6Blueのような 音世界を作り出すことができないだろう。
それならば、 それはそのままにして
6Blueを目指していただいた方が良い。
フィードバックのかかった音に違和感・不満を抱かないで聴いていられるのなら
その状態で 音を良くするだけにして
フィードバックは取り外さない方が良い・・のだろう。
緻密で精密な音が 作り出す「音」を
知らないから、 なにか、嘘くさい と判らない。
と、いうのがあるわけだけど(**)
ここら・・・
じゃあ、本物(自然な音)を 入手したいかどうか・・
と、いうと
嗜好の問題もあるし
耳の育ち方 もある。
(**)(エコーをかけて上手に歌ってるように聞こえるのと同じで
仮に「素のまま」で ものすごい声をしているのを聴いたら
エコーが 嘘くさい あるいは 実力じゃない とかんじるのでは? )
フィードバック かかってますよ
と、いったところで
とっぱらってほしい という人は
オソラク居ないだろう。
ならば フィードバックかかってますよ
と、告げない方が良いのだろう。
と、まあ、勝手に代理が考えるだけで
高橋の真意は判らない。
ーま、よくわからないところがあるから面白いのであって
見抜き・見通しで 判るようじゃ 底が浅くて おもしろくないだろけどwww-
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