☆優しさに触れて☆

　卒園児を送りだし５日が経過しました。
心にぽっかりと穴が開いたように寂しい気持ちもありましたが、卒園した子どもたちが残してくれた思いやりの気持ちや優しさに触れ、今日嬉し涙が込み上げて来た出来事がありました。
　給食準備の事☆
今日は、担任の代替でげんげつ組に入りました。新しい環境になり、緊張しながら過ごしていた事もあり、疲れが見られたＲちゃん。ぐずる姿が見られ、保育者と共に行動する姿がありました。
　そんな姿に気付いたいざよいのつき組のＺちゃん。『どうしたの？(給食)準備手伝ってあげる？』と声を掛けにきてくれたのでした。ゆっくりではあったもののＺちゃんに優しい声を掛けてもらいながら準備を進めるＲちゃん。準備を少しずつ頑張り始めていたので、私はＺちゃんに”椅子持ってきて欲しいな”と思いを伝えようと、ふとＺちゃんの方を見上げました。するとそこには姿が無く、周りを見渡すと、Ｒちゃんの為に椅子を運んで来てくれているＺちゃんの姿がありました。
　その姿を見た時、鳥肌が立ちました…つい先日までは、『いざよいさんみたいになりたい！』『優しくしてくれた事が嬉しかった☆』と言っていた子どもたちが、今度は保育者に言われたわけでもなく自分で気付き・行動する姿がとても嬉しかったのです。
　卒園したいざよいさんの思いが受け継がれているな…この関わりがどんどん伝わり広がって行って欲しいな…と思いました。
　先日までは、助けてあげたり、尊敬される立場の子どもたちと関わっていましたが、新年度になり、立場が逆転し助けてもらう立場になった今、こんなにも助けてもらい・支えてもらえる事は嬉しい事なのかと優しさに触れ感じました☆
　Ｚちゃんの力を借りながら、給食の準備を終えたＲちゃん。表情は、笑顔になり二人でやり取りをする姿がありました。
　クラスのみんなにそのエピソードを伝えると姿を認めてくれる言葉や拍手をしてくれる姿がありました。互いに認め合い・助け合いながら、一人ひとりの良さがさらに引き出される１年にしたい！と思った出来事でした☆☆☆
　今年は、担任ではない分目線を変え、みんなの良いところ探しをしよう！！！と心に決めている今日この頃です☆
　☆フリー　五十嵐☆