ろりぽっぷブログ

園での出来事をご紹介していきます。

~かいおうせい組のかぶとむし~

2020年04月14日 | 園だより

去年のかいおうせい組がかぶとむしを育てていて、今年もかいおうせいの部屋にかぶとむしの幼虫がいる状況です

 

そんな中、かぶとむしの飼育ケースの間に紙が挟まっている事に気付くHちゃんとRちゃん。

二人はその紙に書いてある飼育の仕方を読んでいくと「毎朝スプレーをするってこのこと?」「土少ないけどこのくらいでいいのかな」と疑問を持ち、保育者に聞きに来る姿が見られました。紙に書いてあることを一つひとつ確認して、土の量はどのくらいなのかやスプレーは何なのかと調べていくと、KくんとOくんも興味を持って取り組んでいきました。

飼育をしているとKくんが「なんか俺たちで育てたいな」と言いました。保育者がなぜそのような気持ちになったのかを聞くと「僕が年中の時に育てていた幼虫をふんじゃったからこの幼虫は守ってあげたい」「あと去年の年長さんもこの幼虫を守ってたんでしょ」「僕も去年の年長さんの分守りたい」と話す姿が見られました。すると、OくんもHちゃんもRちゃんも「うん、育てたい」と意見が一致しました。自分たちだけで育てていくのではなく、「クラスのみんなにも伝えていかないと…!」と4人は集まりで自分たちの気持ちを伝えていきました。

 

クラスのみんなは4人の話を真剣に聞き「去年の年長さんの気持ちが入っているなら僕たちが育てていくよ」「僕たちが大きくしてあげよう」と飼育する気持ちが一致していきました。

 

保育者が去年の年長児が描いたかぶとむしの物語絵本を子どもたちに読んでいくと「えー、はじめは公園から来たのか」「卵からここまで大きくなったんだね」とかぶとむしが過ごしてきた過程を知った子どもたち。子どもたちは「なんか、成虫になったら元の公園に逃がしてあげたいね」「お家に行ったら嬉しい気持ちになるね」と成虫のことを思って言葉にする子どもたちでした。

 

今では“去年の年長さんの分僕たちが育てる”“僕たちが大きくなるまでお世話する”と意気込んでいる子どもたちでした。

 

担任は去年の年長児の思いを今年の子どもたちが考えて、引き継いでいる姿がとても嬉しく感じました

 

 

※早速去年の年長さんの水スプレーを使ってお世話をしている子どもたちでした

 

かいおうせい組担任:川島

 

 

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