いつのころからか、私たち大人は “どうして?” という問いを失ってしまっています。
そうなんだ・・・と悟りを開いたわけではないのに。
きっと心の奥には “どうして?”という問いがあるのだろうけど、日々の忙しさに流されてその
問いを忘れているのかもしれませんね。
今日も、ろりぽっぷの子どもたちが園庭で遊んでいました。
そこへやって来たのが 「だんごむし」。
じーっと興味を持って見ていた一人の男の子が
「せんせい、だんごむしはどうしてあそびにきたのかな?」
「だんごむしは、どうやってエサをたべるのかな?」
子どもの “どうして?” が続きました。
問いを持って探索する子どもは、小さな哲学者です。
大人が忘れている物事の根っこの部分に関わる問いを、常に提示してくれています。
このような小さな哲学者と暮らす私たち、ろりぽっぷの保育者は、子どもの好奇心を満たせる
ように、すぐに答えを示すものではなくて、一緒に考えていく機会をどんどん与える役割を一番
大切にする保育を実践しています。