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2014年9月6日 13時~ 青山円形劇場
【キャスト】
青木結矢 井口恭子 池田有希子 エリザベス・マリー 神田敦士
キムスンラ 今拓哉 澤魁士 土居裕子 松原剛志 村井國夫 山口馬木也
櫛田祥光 ほか
[脚本・構成・演出] 望月龍平
[音楽] nanoline/小澤時史
[振付] 柴田桃子
[美術] 大沢佐智子
[主催] NPO法人 OFF OFF BROADWAY JAPAN/望月龍平シアターカンパニー
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内容を読むと暗い感じの舞台でしたけど、見てみたら引き込めれてあっという間の2時間強でした。
陪審員裁判制度で、父親殺人の容疑で逮捕された19歳(たぶん)の息子が犯人かどうかを決定する密室での出来事。
今までの裁判で、ほぼ容疑は確定していたけれど、最後に少年が急に証言を覆したが、証拠は曖昧という状況での判定。
確証がなければ無罪、犯人だと思えば有罪。(疑わしきは罰せずの原則ですね)
有罪で決定だと思ったところ、土居さん演じる彼女だけが反対し、有罪という理由を聞いているうちにみんなの意見が変わり出す。
この陪審員のまとめる役は、松原くん。
それぞれ個性的な人をまとめるのは結構大変そう。
陪審員それぞれに生きてきた中での背景があり、今回の事件に関わるよな感じを持っている人も多くてそれもこの舞台に厚みを与えていたんだと思います。
犯人(ダンサーとして櫛田さん)は、在日で、在日というだけでいじめられていた。
さらに父親からの虐待を受けていたという背景がありました。
陪審員の中にも在日の方がいて、この在日役をリアルにキムさんが演じ、山口さんは親子関係がうまくいかず息子が出ていってしまったので、子供が言うことを聞かないことに対して意見があったし、また村井さんは在日の方々を雇って会社を運営していたが、最後に在日の方々に裏切られたという過去があったりとか。それぞれの人物背景がしっかりしていて凄くよかったです。
アダムスの執事だった澤さんとか村井さん、池田有希子さん、今さんとか凄いメンバーですよね。
見てよかった舞台でした!