Lignpontoの読書感想文「半島を出よ」

著者：村上龍

発行所：株式会社幻冬舎

作家・村上龍氏の作品は、ほとんど読んでいたが、この作品は、発売当初から読むのを控え、しばらく寝かして、読んでみる気になったので、読んでみた。

話の筋は、皆さんご存知かもしれないが、簡単に書くと、北朝鮮の特殊部隊が、福岡に上陸してから、本隊が上陸するまでの模様を描いた物。

あまり詳しく書くと、作品の面白みが半減するので、興味がある方は、一読することをお勧めします。

読後の感想は、村上龍氏が、「限りなく透明に近いブルー」で、デビューしてからの集大成のような気がします。

特に、「五分後の世界」以降、新たな表現様式を獲得した著者が、日頃感じていることをエッセイに書いた事を織り交ぜてあります。

著者は、映画も何作か作っていますが、ある意味映像的な部分も感じられます。

暴力的な描写を好まない方には、お勧めできませんが、北朝鮮が、仮に、日本に攻めてきた場合のシュミレーションに興味のある方には、お勧めできると思います。

ただ、正確な描写の為に、字数が多いです。けど、そこには、膨大な情報が埋まっているのも確かです。

しかし、途中までの詳しい描写に比べて、最後があっさりしているのが、私としては、残念です。

今日の食事
朝食：無し。
昼食：オレンジ、バナナ、
夕食：雑穀米、もやしと油揚げの味噌汁、モズク、キムチ、鮪のカルパッチョ、レタスサラダニンニク醤油、煮物。
間食：菓子パン、ビール。


今日の気になるニュースは、休みます。

今日の天気最高気温１９．３℃。最低気温１２．９℃。湿度５５％。