今日は朝からフロントブレーキキャリパーの整備をしたよ。
ブレーキフルードは以前メッシュホース化した時と、去年の
夏頃に交換した記憶があるので、特に劣化したために整備した
わけでは無いが、どうも新品のブレーキパッドを装着すると
引きずり現象が収まりにくい傾向があったのだ。
天気が怪しくて雨が降りそうなので、工程の写真は撮らずに
どんどん分解した。
ブレーキピストンまで外してみたら、ダストシールの一部は変形
しててめくれているのを発見。
どうやら少し劣化していたらしい。
内部を綺麗にする。
水気を嫌う場所なので、乾いたウエスで拭き掃除だけした。
シール溝は綺麗でサビも無く、劣化して結晶化するブレーキフル
ードのカスも見当たらない。
約1年毎にフルード交換したのが良かったんだと思う。
交換用キャリパーシールは互換性のあるNMAX125のリアブ
レーキ用の5番を使った。(国内で入手が容易)
5・キヤリパシールキツト 5YP-F5803-50 (421円)
シールのみ。
2007年式以降のYBR系やYX、YS125、YB125SPはこの部品で
フロントブレーキキャリパーのシール交換が可能。
なお、4番のブレーキピストンアッシーは読者様の情報により、
1mmの直径差があるので使えないと思ったほうが良い。
(加筆修正)
ですからピストンの表面はキズが付かないように磨く程度の
再使用が好ましいと思うよ。
スコッチブライトなどナイロンタワシと液体クレンザーなど
がお勧め。
サビがひどくて虫食いの凹みがあるなら、あきらめてキャリ
パーごと交換かな。
写真撮影しなかった関係で詳細な交換説明は割愛するが、他
の車種でも似たような構造とやり方だから、検索して参考にす
る事をお勧めします。
なお、ブレーキフルードはヤマハ製のBF-4(DOT-4)100ml
で全交換できたので、無駄に大きな缶を買わなくて済む。
シリンジと適当なビニールホースを組み合わせて、フルード
トレンがら圧送すると少ない量でも間に合い、空気の泡も上へ
逃げるのでエアー抜きは早く仕上がる。
交換後、霧雨が少し降って来たが、雨が上がったタイミングで
出かけて約20㎞ほど試走してきたよ。
ブレーキタッチは良好で引きずり現象も起きない。
最初はブレーキフルードだけ交換するつもりであったけど、
思い切ってブレーキピストンを外して内部を確認して良かったよ。
NMAXのキャリパーシールのみでメンテナンスしたけれど、問題は
起きていない。
それにしても、並行輸入車には部品供給しないとか、もちょっと柔軟に対応してくれればいいのになあ。一応国内の流通があるんだから、部品の供給責任もあると思うんですが。ちょっと憤りを感じてしまいますね。
ヤマハ車の部品供給は行わないとの事です。
ですからYBR系は並行輸入ではなく非正規輸入扱い。
日本ヤマハにとっては密入国車なのでw責任まで負えない
んでしょうね。
国産車にも採用された部品番号だと買えるんですがね。
多分部品の在庫数管理上統計を元に外注へ発注する数が非正規
輸入まで含めると膨大な手間と在庫保有になってしまって保有
資産の税制上不利になるからだと思います。
部品は生産相手国まかせって感じで切り分けていると思います。
さて、今回の調査結果から日本国内で製造販売されている部品
の流用可能例なので、入手できるうちに買っておくと良いと
思います。
この機会にぜひ交換整備して、またコメントをいただければ幸い
です。