あ、もう12月になってしまった…なにかネタは無いかな?
ではYBR125のエンジオイル量を確認するためのオイルレベルゲージの話。
すでに車体を持ってる人はお気づきだと思うけど、YBRのオイル投入口の左下に丸い
凹みがあるよね。
YBRの場合、2013年式以降はコレが無いはず。
YBR以外の車種によってはここに透明な覗き窓が設置されていて、車体を垂直に立てる
とオイルの油面が見えて残量や状態を確認する事ができる。
YBR125や同型のエンジンはなぜかこの場所が使われて無くて、皆オイルフィラーキャ
ップに付いている測定用の棒でオイルレベルを測る仕様になっている。
先日この窓の位置と付属のレベルゲージの位置が合っていないと
言う話題を目にして驚いた。
「窓跡はあるけどゲージで測るのも結果は同じはず」と思い込んで気にしてなかったよ。w
実際に確認してみた。
オイル量を測る時は車体をメインスタンドで立ててから、
フィラーキャップをねじ込まずに差し込むだけ。
後は抜いてオイルで濡れて位置がゲージの範囲内にあれば正常と判断する。
思い込みや勘違いでフィラーキャップをねじ込んでからゆるめて抜いてゲージを見る人
がいるけれど、ネジ部の長さ分だけ油面跡が上がる関係でオイル量が少ない状態に
仕上げてしまう結果になる。
取扱説明書の通り、ねじ込まずに測定しましょう。
さてゲージの長さを測ってみたよ。
ふむ、下限位置まで40mmか。
次に未使用窓のゲージ線、下限位置を測ってみた。
あれ?短いぞ??27mm!
ゲージの上限よりも油面が高い事になる。
話は本当だった。w
さらに上限も測ってみた。
ってことは、7mm幅の許容範囲って事か。
付属ゲージの上下間は10mm。
ゲージと比較する。
半分です!><
う~ん、ゲージの上限位置よりもさらに上なった。
もしも窓が存在してて、この位置にオイルがあったとしたら、オイル
量は指定の1Lを越える事になる。
いったいどうなってるんだ?(´・ω・`)?
・設計では窓を付けるつもりが、単にコストダウンのために窓をやめてスティック式に
変更したのだろうか?
だったらフィラーキャップの棒はもっと短いはずだよね?
・開発途中は窓式だったがオイル量が多すぎてエンジンパワーのロスが目立ったので、
スティック式に変更してオイル量を減らしたのか?
だったら窓位置を変更すれば良いと思うけれど、ついでだからコストダウンで窓廃止?
・窓式だとオイル量が中途半端で使い勝手が悪いから、影響が出ない範囲で1L丁度に
なる様にディップスティック式に変更したのか?
ではなぜ量産前に窓の造形を無くさなかったのか?
・単なる設計ミス?
キックシャフト穴が廃止されたYB125SPから採用されてるエンジン型式1BKでは
窓の造形は無くなってるので結局意味のない穴位置であり、設計変更のついでに
造形を無くしてる。
無くていいものをそのまま残してたのは大きな仕様変更まで余計な変更コストを掛
けたくないって感じかも。
同型エンジンを採用してるTT-R125系、XTZ125Eなども世界中
画像検索の結果、造形はあるけれど窓は無い。
エンジンをOEM供給されてたスコルパTY125系ではクラッチカバーの違いから窓穴は
無い。
ところが読者さまからの情報にてインドヤマハのYBX125がYBRエンジンの祖先
で窓付ではないかという話もある。
確かにYBXには窓がある!
だがしかし、腰上はYBRと酷似してるけれどクラッチカバーの形状が各所違っていて、
セルモーターの有無の違いもあり、YBXエンジン内部のj構造違いも定かでない。
スズキGN125とEN125との違いのようにクラッチカバー形状の違いによってオイル量
が違うのかもしれない。
しかし、まさかキックペダルの形状までインドは違うとは思わなかったw
結局YBRのエンジンでは採用された形跡が無い窓穴ではあるけれど、付属のフィラー
キャップでオイル量を測ればまったく問題無いのだ。
入れ過ぎたら長いスポイト等で抜き、下限まで減ってたら良い機会なのでオイル交換する
か緊急時には継ぎ足して対処すれば良いと思う。
しかし良くこんな違いを見つけるもんだなw
以上、謎の窓の話でした。
ホンダ ウルトラG1 10W-30 760円
ホンダ ウルトラG2 10W-30 950円
ホンダ ウルトラG2 10W-40 950円
ヤマハ スタンダードプラス 10W-40 980円
全て1L、価格は税別です。
18日までのセールの模様です。
その他、バイクカバーやチェーンルブなども値下げされてました。
厳冬期用に10W-30買っとくか。
ラフロでMOTOREXの5W-40が安かったので買ってみました。
凶とでるか吉とでるか・・・ちょっと楽しみです。
1L指定は交換時、そのまま注げるので楽で良いですね。
一応ゲージで確認はしますが(笑)
最初の頃はホムセンのPBとか600円くらいの鉱物油ばかりでしたが、1Lジャストってところで数百円の
ちがいなら二輪メーカーやレースで実績のある銘柄のほうが安心料として安いかなっと。
オイルは色々おもしろいけれど、結局定期的なオイル交換管理が一番効果がある気がします。
モトレックス、一度は使ってみたいですね~。
何かで個人の考察記事をみただけなので実際のところ真偽不明なのですが、
TTーRよりさらに前にこの系統のエンジンを最初に積んだ機種があり、
そいつには視察窓がついてたとかそんなのを目にしたことがあります。
ついては2000年以前には見つからなかった。
ヤマハはTT125とXT125というモデルは以前に出してましたがこのエンジン型式ではなく黒い外装の
エンジンでセロー225エンジンのご先祖でした。
しかし謎の穴の位置でもOKならば油面が高くなるのでなぜ今のレベルゲージの長さなのかという謎もあり、
もうさっぱりわからないw
謎の穴の出所と謎の車種。
なんだか謎ですね~w
後日もしも謎車種が判明したらぜひご一報ください!
龍義さんという方の個人ページでした。
(URLは出して良いものかわからないので出しませんが、
Tatsuyosshi Motorcycle Pageで検索に引っかかると思います。)
その方が調べられたところによると、TT-Rの前に、
インドの Escorts Yamaha Motors Ltd(今のインドヤマハ)が99年に発売した、
YBX125に積まれていたエンジンがTT-R/YBR系エンジンの最初ではないかとの考察でした。
YBX125は4速セル無しオイル窓有りだそうです。
ピストンとかのエンジン部品の型番がYBX125の形式(と思われる)4LSからだったりもするので、
おそらくはそうだろうとのこと。
ヤマハに聞いてみれば分かるんだろうけどということで締められてました。
写真がアップされてるところが紹介されてたので見ましたが、
エンジン外観はそれっぽいですし、オイル窓も確かに有りました。
(ウチのは13年式KGでキックついてますのでなおそっくりに見えました)
個人考察ですので最終的にはヤマハに聞いてみるしかないんでしょうけど、
一応の参考までに。
該当のYBX125を観察してみました。
どうやらクランクケースの形状が違うようで、クラッチユニット下からボトムまで形状も
YBRと違いますねぇ・・・
源流で言うならYBXエンジンはXT125系なのかもしれせんが、XT125の発展だったセロー225系
でももっとボトム周りはスッキリしてたので(スキッドプレートが付く関係で)、YBXエンジン
は独特なのかも?
まあバランサーを内蔵しセルモーター機構も追加するためにはXT125形状では不可能なので、
2000年に一新した感じでしょうが、その時に参考にした社内図面の窓を継承した結果、
今のような状態になったと想像しましたw
いや~色々謎も残りますが今現在の仕様が完成度の高い物であるのは確かでしょう。
とりあえず致命的な欠陥は見当たらず、うまくコストダウンと量産になってると思います。
しかしこのエンジンが日本国内で正式採用・発売されないのが実にもったいない。
とにかく情報を有難うございました。