YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

2013年型YBR125の部品リスト

2012年11月14日 | YBR電装系

中国ヤマハのサイトに登場した2013年モデルのYBR125
ちょっと覗いてみたらパーツカタログがダウンロードできるようになってたので手元に保存して眺めてみた。
主な変更点は既に発表されてるので確認するといいだろう。
発売10周年記念モデルは機構的には普通の2013年モデルと相違は無いようで、色構成が違う程度。

パーツカタログのいいところは分解図なので部品番号や構成、部品絵を過去のモデルと較してみると
マイナーチェンジ部分が良く分るところだ。
2013年モデルで特に気づいたのは

・キックスターター取り付け穴廃止
・バッテリーがメンテナンスフリーに変更か?
発電用ジェネレーターが3相交流発電
・レギュレートレクチファイヤ(整流安定器)も3相対応 *部品番号変更(なにが変わったのか謎)
・シフトインジケーター用にシフトドラムが変更
・シフトインジケータ対応のクランクケースに変更
・上記関係で電装用ハーネスも変更

これらの変更点は先に発売されたYB125SPと同様で、YB125SPの製造にしたがって共通化した
いきさつが想像できる。

特筆できるのは、発電充電系統
キック穴廃止にともない、より安定した方式に変更された可能性があるが資料不足につき詳細不明。
ところが、この事に気づいて過去モデルのパーツカタログを探ってみたところ、どうも2010年モデル以降、
発電充電系統がいつの間にか3相になってるみたいだ部品番号変更になっている。
残念ながら日本語記述のオーナーさんのブログではこの事に触れてる記事は見当たらず、実際の確認
のしようもない。

*読者様から11’式の実車確認の報告がありました。

 発電は単相のままのようです。
 おかげで回路が従来どおりになり、不具合解析時に回路図がそのまま流用できるため都合が良いという
 解釈もできるので、肩を落とす必要はないだろう。w

タンク下のレギュレートレクチファイヤのコネクタ部・白色配線の本数が2本なら単相、
3本なら3相
になるので、なにかのついでに見られるのなら確認してみるといいだろう
だれか3相用の写真を撮って公開してくれないかな?
レギュレートレクチファイヤ部品番号が2D0–H1960–00なら3相かと思う。
余談だが、MFバッテリー仕様の2012年モデルは2D0–H1960–10。末尾の10はなにかの変更のため?
当然、部品交換のみでは旧型の単相からのレギュレートレクチファイヤ3相への改造はできない
ハーネスの一部も対応できるように改造しないとダメだしジェネレータも交換しなきゃならない
正直めんどくさいけど、タオバオに該当部品や強化部品があるのも気になるところだ・・・

残念なことに俺のYBRは旧型なので手間をかけないと3相にはできないけれど、そのままバッテリーのMF化は
可能だと思ってる。
なぜなら、YBR搭載の単相用レギュレートレクチファイヤの仕様書から読み取った電気的特性が、GSユアサ
のMFバッテリーの公式推奨充電電圧の範囲内だという事を前からつかんでたからだ。
バッテリーが元気なので交換はまだ先の話だけど。w

*これも読者様からMF型搭載実例の報告がありました。

しかしYBR125はパーツカタログだけ眺めると生産国や輸出先によって細かい相違があり、しかも日本国内に
入り込んでるモデルも実は色々あり、全て同一で判断できないのが難しいところだ。
中古市場情報の写真を見ると時々欧州向けやトルコ向け設定のモデルがあるくらいだ。

サービスマニュアルに関しては2005年欧州向け版に頼ってるのが現状である

よって今も“ウクライナの同志たち”の最新サービスマニュアルのリーク情報を待ち望んでる・・・

訂正と追記:2013年モデルだったねw
あ、そうそう、YB125Zも2013年モデル発表だね。
とりあえずYB125SPでエンジンとか仕様を一新したからそのせいだろう。
だからと言って旧型がダメってわけじゃない。
販売台数と情報の多さが強みだ。