DV加害者更生プログラム(既婚、未婚、問わず)

DVをしているのではないか、悩んでいる方に心理テスト、グループエンカウンター等を用いて更生の道をお手伝いします

つらいままでは何も生まれない

2017-05-23 04:59:05 | 【DV加害者更生教育プログラム】

DVをして妻達から三行半を突きつけられ何とかしたい、自分を変えたいと思った男性達がDV加害者プログラムに通うと
自分の気持ちや感情を大切にできなくなる状態が起きやすくなります。

それはDVとは認知の歪みで本人自身の問題だと捕らえるから、ただただ反省をするように指導されるので心の根本に即していないこともあるからです。
 
残念なことに、加害者プログラムはDVを病気と捕らえませんし、加害者が変わらない事を前提としていることも多く、彼らがこう感じたこと、こう思ったことが全て「DVをしたんでしょ。あなたには言う権利がない」と
一蹴されてしまうので、自分を大切にできなくなっていくのです。

あーぁ、違うのになぁ、と思います。DVは病気ではありませんが芯からの改善は、心の仕組みを知り得て使ってこそなのです。リエゾンでは交流分析を用いて心の仕組みを理解していきますので自分を分かっていきますし、
何が大切かも見えてきます。他の加害者プログラムでは交流分析を用いていませんから心の仕組みを知らないままの指導になります。自分を大切にできなくなった人が妻を大切にできるわけがないのです。

せっかく自分を改善しようと志したのにもったいないなぁ、と思います。

どうしてかというと交流分析では「つらいままでは何も生まれません。」だからです。

なぜなら自我状態でいうCPとACとの交流になるからです。

CPとは親の心の中の支配的な自我状態を指します。何々せねばならないという状態です。
ACとは子どもの心の中の従順な自我状態を指します。したくないけど我慢の状態です。

CPとACの自我状態のやり取りを効果的ではない自我状態と言います。

つまり何も生まれません。

ただつらいだけです。

この自我状態をNPとFCの自我状態のやり取りに変えます。

NPは養育的な親の心です。何々していいよ。という自我状態です。
FCは自由な子どもの心です。嬉しい、安心という自我状態です。

NPとFCの自我状態のやり取りを効果的な自我状態と言います。

心の解放・改善にはこのやり取りで臨まないと結果が出ないのです。

当たり前の話ですが、結果を出すには心のシステムを分かっている理論を使う事が必要です。心のシステムをわかる交流分析は、企業でも啓発セミナーなどに使われています。力がある理論なのです。
リエゾンはその指導ができるのです。

頑張って、努力をする人が本当に報われて欲しいと願います。
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