らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

ドラクエ演奏して分かったこと。

2014年12月19日 23時59分59秒 | 音楽
 昨日は、東京エレクトロンホール宮城(仙台市)でドラゴンクエスト3の音楽を田中祐子さん指揮で演奏しました。すぎやまこういち先生も駆けつけ、満員の会場で盛り上がることが出来ました。

 私、ドラクエは、マニアまでたぶんいかないと思いますが、ファミコンの頃からプレイしています。今回の演奏会に向けて、スマホ版を購入して思い出しながらゲームをすすめました。(下準備という名の遊び)。

 今回演奏して思う事がありました。楽譜を演奏して、もちろんプロとして音楽が出来ていると思いますが、私が思うには、ゲームをプレイしたことある人と無い人が楽譜を音楽にする時に差がある感じがしました。ゲームをやった事ある人は、その音楽がどんな状況での音楽なのか?どういう苦難の冒険をして聴くことが出来る音楽なのか、本当によく知っているわけで・・・・所謂~思い入れが違います。ゲームをやったことがない人は、勿論楽譜に書かれている音符を音楽にすることは出来ても、思い入れはありません。会場に来ていた方のほとんどは、その思い入れがある人達なのですから、その前で演奏する我々が納得させる演奏するのは難しいですよね。

 私的には、その音はその音色じゃないよなぁ~とか、そのテンポで演奏されちゃうと音楽が違うよなぁとか、演奏しながら色々思うところがありました。音楽の背景をよく知っている私には音符一つ一つにイメージがあるのです。簡単に言えば、ノリが違うのです。音楽ですから色々な解釈全てが正解かもしれませんが・・・・・。寝不足になりながらゲームをした私にすり込まれたイメージはなかなかとれません。

 帰宅した後に、楽しかった演奏会を思い出しながら、あることに気づきました。

 例えば私が、L.v.ベートーヴェンの某弦楽四重奏曲を演奏するとして、その曲の作曲背景とかを全く知らないで楽譜を音にしたときに、よく知っている人が見れば昨日の私が感じたように、この人全然ベートーヴェンを分かっていないなぁと思われてしまうのです。

 知識ばかりが先行した頭でっかちにはなりたくありませんが、出来る限りその歴史的背景とかを勉強するのは、あらためて大切だと・・・。

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