らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

L.v.Beethoven 第12番 変ホ長調 Op.127奮闘記 vol.5

2010年04月05日 23時59分37秒 | クァルテット
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 第12番は、前作「セリオ~ソ」からおよそ14年をへて、54歳になったベートーヴェンの作品です。「第九」も「ミサソレムニス」も作曲を終えた後に作曲された晩年の作品なのです。

 今現在私の年齢は、ベ~ト~ヴェンがセリオ~ソを作曲した年齢よりも少し上なので、その年齢なりの彼の心情を推測することは可能のような気もしますが、54歳の心情となると経験をしていないので想像もつきません。さらに言うならば、人生80年時代の40代より、人間50年時代の54歳ですから精神年齢は現代人より高くて、私との年齢差はさらに開きがあると想像できます。

 何か聴く者を脅迫(強制?)しているような印象の第1楽章、それに続く第2楽章はもう半分神に召されているような美しさを持っています。そして急に田舎くさいダンスのような第3楽章。その気分の移り変わりは急で、演奏者にとってもどの楽章を演奏し始める前に上手に音楽に入っていけるような何か?をしないといけないのかも知れません。前の楽章の気分を引きずっていては新しい音楽に入りにくいみたいです。

 さてここ2回位、練習を録音にとってみました。聴いてみると段々良くなっているような気がするものの、本番が明日ならばまだまだのような気がします。録音は、名教師ですね。実演以上の演奏にはならないし、そこに聞こえる音楽は紛れもなく自分の~自分達の演奏なのです。何だかM行為のような自虐的な気もしますが、乗り越えてゆかなければ本番に形にならないので、当分この名教師に面倒をみてもらいましょう。

 さてはて・・・・。もう少し!

  あと定期演奏会当日まで15日!!(戦艦ヤマト風・・・。次回に続く)
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