らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

ヴィオラ Vol.25

2010年04月28日 23時46分01秒 | ヴィオラ
 ピエール・ロード( Jacques Pierre Joseph Rode, 1774~ 1830)の「24のカプリス」もVn教育によく使用されます。フランスのVn奏者・作曲家のロードは、日本ではロ~デと言われる事が多いです。外国人の名前が、日本風に発音される事例は多くて、例えば私もU.Koch先生に次のレッスンからどの作品を見てもらいたい?と希望を聞かれた時に「オネゲルのソナタ」を演奏してみたいですと言ったら通じなかった事がありました。

 だいたい音楽大学に行く前にレッスンで見てもらうレベルの曲で、クロイツェルが終了した後にエチュ~ド代わりに見てもらう事が多い曲集です。今まで上げたカイザ~やクロイツェルより、さらにカプリスとなっているようにエチュ~ドから少し離れて、奇想曲になっています。エチュ~ドとして練習するのも良いのですが、より音楽的に演奏したくなります。

 基本的にはエチュ~ドではないので、一番最初の曲から順番にさらうというよりは、その時点で演奏出来そうな曲から練習していくのが良さそうです。難易度がばらばらなので、弾ける曲からマスタ~していけば、今まで弾けなかった曲にも歯が立つようになります。

 CDも出ているので、曲想を理解するのには役に立つかも知れません。もちろんVnでの演奏ですが・・・・。

 クロイツェルもこのロ~デもインタ~ナショナル版の写真を載せましたが、色々な出版社から出ているので、自分の見やすい譜面を手に入れることをおすすめします。なぜなら譜面の風景で、練習する気になる量が変わるからです。音符の間が細々となっている譜面は見るのも嫌になってしまうからです。ただでさえ、自分の技術向上のためにこの曲集達と向かい合うわけですから、同じ内容なら簡単そうに見える譜面の方が、練習する気も向上の量も多き気がします。

 ちなみに私は、クロイツェルはホフマイスタ~版。ロ~デはショット版を使いました。もちろんヴィオラ版です。
コメント (2)
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