天童市にある山形県青年の家に、山形県の高文連オーケストラ合宿の指導に行く。山形県内の高校で弦楽器クラブの存在する高校から生徒さん達が集まって毎年のように行われている行事だ。吹奏楽クラブは数多くあるが、オーケストラや弦合奏部がある高校は数えるほどしか無く、新庄北高校・山形城北高校・米沢東高校・酒田中央高校・酒田西高校が参加。毎年のように指導しているのだが、今年はここ数年の中では一番良い感じ。
以前を思い出してみると、上手な子とあまり弾けない子との差が激しくて、どうしても曲を仕上げるという観点から、弾けない子を全体の指導から置き去りにしてしまう傾向が出てしまい、毎年それが指導者としてジレンマになっていた。今年は、各高校一番弾ける3年生が抜けて1・2年生の集まりだったにも関わらず、弾けない子が見当たらない。上手な先輩に引っ張られて、この4月から楽器を始めた1年生だって形になっていた。
以前は各高校のクラブによるレベルの差があったのだが、それもほぼ解消してパート全体の響きがいい感じである。合同で演奏するようになって、自分たちと同じ立場(初心者であるとか)の他の高校の生徒はどうやって練習をやっているのか?とか自分達の高校という狭い範囲の井の中の蛙にならずにまわりのレベルがわかるようになるというのが、先生(指導者)&生徒共に良く作用したのだろう。毎年良くなっている感じを受ける。
生徒は本番に向かって更に精進してもらいたい。演奏会は成功間違いない!
各高校の指導している先生の努力にも頭が下がる思いだ。
~~~~~~~~~~~~~~
その後、山形Qの練習へ。
以前から「オーケストラで演奏していると楽器が下手になる」とベテランのプレイヤーの方によく言われた。その心は、オーケストラ業務が多忙で、自分の練習時間が取れなくなったり、弾き方が乱暴になったり、音程を合わせるためにせっかく確立したフォームを崩して(音程をさぐる&ずらす等)演奏するからであり、年齢とともに下手になるらしい。
確かに自分の練習を怠れば、下手になるという説には同意出来る部分もある。以前山形響にエキストラで来た某東京のオーケストラを定年でお辞めになったプレイヤーの方に「定年をむかえてからセブシック等で練習し直して、現役の頃より今の私の方が上手だよ」と笑って言われた。
山形Qの練習は約1週間ぶりで、その間山形響は関東に演奏旅行に行っていた。演奏旅行中は練習不足になりがちで、さらに難しい事を言うと、山形響の各パート独特の癖~音程の取り方・タイミングの取り方・音の発音の仕方に1週間どっぷり浸かった後に山形Qで集合しても最初の1・2時間位全くハーモニー等合わない事がある。まさに今日はそれだった。各個人の演奏の仕方が荒れていたと言えばわかりやすいだろうか?
オーケストラの活動をしながら弦楽四重奏の活動をするという事の一番の難しさはそこにあると考えられる。もちろん各個人が国際コンクールなどに優勝して世界中で活躍するようなレベルだったら、少しは柔軟に対処出来るだろうが。
我々のようなただの「クァルテット馬鹿」は努力しかないのである。笑。
さて、来週末には本番が控えているのだが、来週も演奏旅行~福島県~酒田?でちまちま練習して補うしかあるまい。
頑張れということだろう・・・。
以前を思い出してみると、上手な子とあまり弾けない子との差が激しくて、どうしても曲を仕上げるという観点から、弾けない子を全体の指導から置き去りにしてしまう傾向が出てしまい、毎年それが指導者としてジレンマになっていた。今年は、各高校一番弾ける3年生が抜けて1・2年生の集まりだったにも関わらず、弾けない子が見当たらない。上手な先輩に引っ張られて、この4月から楽器を始めた1年生だって形になっていた。
以前は各高校のクラブによるレベルの差があったのだが、それもほぼ解消してパート全体の響きがいい感じである。合同で演奏するようになって、自分たちと同じ立場(初心者であるとか)の他の高校の生徒はどうやって練習をやっているのか?とか自分達の高校という狭い範囲の井の中の蛙にならずにまわりのレベルがわかるようになるというのが、先生(指導者)&生徒共に良く作用したのだろう。毎年良くなっている感じを受ける。
生徒は本番に向かって更に精進してもらいたい。演奏会は成功間違いない!
各高校の指導している先生の努力にも頭が下がる思いだ。
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その後、山形Qの練習へ。
以前から「オーケストラで演奏していると楽器が下手になる」とベテランのプレイヤーの方によく言われた。その心は、オーケストラ業務が多忙で、自分の練習時間が取れなくなったり、弾き方が乱暴になったり、音程を合わせるためにせっかく確立したフォームを崩して(音程をさぐる&ずらす等)演奏するからであり、年齢とともに下手になるらしい。
確かに自分の練習を怠れば、下手になるという説には同意出来る部分もある。以前山形響にエキストラで来た某東京のオーケストラを定年でお辞めになったプレイヤーの方に「定年をむかえてからセブシック等で練習し直して、現役の頃より今の私の方が上手だよ」と笑って言われた。
山形Qの練習は約1週間ぶりで、その間山形響は関東に演奏旅行に行っていた。演奏旅行中は練習不足になりがちで、さらに難しい事を言うと、山形響の各パート独特の癖~音程の取り方・タイミングの取り方・音の発音の仕方に1週間どっぷり浸かった後に山形Qで集合しても最初の1・2時間位全くハーモニー等合わない事がある。まさに今日はそれだった。各個人の演奏の仕方が荒れていたと言えばわかりやすいだろうか?
オーケストラの活動をしながら弦楽四重奏の活動をするという事の一番の難しさはそこにあると考えられる。もちろん各個人が国際コンクールなどに優勝して世界中で活躍するようなレベルだったら、少しは柔軟に対処出来るだろうが。
我々のようなただの「クァルテット馬鹿」は努力しかないのである。笑。
さて、来週末には本番が控えているのだが、来週も演奏旅行~福島県~酒田?でちまちま練習して補うしかあるまい。
頑張れということだろう・・・。