三田完の「黄金街」読んだ。この作家の作品を読むのは「マリチャン」に次いで2冊目。タイトルにもなっている「黄金街」を含む6つのストーリーからなる短編小説。著者はNHKのディレクター、プロデューサーを担当していた人物。歌謡番組を中心に番組制作に携わっていたようで、暮れの紅白歌合戦や、日曜お昼に放送されている、のど自慢などをモチーフにしたストーリーが多い。
2012年に出版された単行本だが、ストーリーは昭和の歌謡界のみならず、三味線、落語の古典芸能まで芸の世界で進行。昭和のエロス、バブル期の広告業界の裏話、歌謡界の裏話など実際に芸能界を見てきた著者だけに妙にリアル。肩を張らず、気軽に読める作品だ。
「マリチャン」を読んだのは2009年9月。あれから11年も経つのか。月並みだが、いろんなことがあった11年。

最近は通勤がないので午後9時台に野球の結果待ちの時間帯に30分程度の読書タイム。NHKのど自慢、いつ復活かな?
昨日は仕事を終えてから帰省。6時半に東京を出発。新幹線線の乗車率6割ぐらいだった。少し戻ってきてはいるが、コロナ禍前の金曜夜はほぼ満席だったことを思うとまだ完全に戻っていない。
昨日のマリーンズ、西武に1対0で惜敗。延長10回表にメヒアに痛恨の勝ち越しホームランを許した。六回裏のバント失敗が命取りの試合だった。ランナーは出すが点は取れない。ここ2試合、去年までのマリーンズに逆戻り。今日の先発投手は先週の土曜日に次いで中村!雪辱なるか?