株式会社ラ フェリシテ 佐竹真理子のブログ

株式会社ラ フェリシテの社長で、ジュエリーデザイナーでもある佐竹真理子のブログです。

満月の今宵あなたとBunrakuを。

2009年12月14日 11時37分22秒 | Weblog

ビューティー部門のみずの妙永子です。

 

これは12月2日、満月の夜の話です。

クラシック音楽を静かに奏でながら、広尾に向かって滑る車の正面遥か頭上には、時代を超えても変わることのない煌々とした金の月が、街並みを神秘色のベールで包んでおりました。


その夜、私は江戸時代から300年以上続く人形浄瑠璃「文楽」のセミナーにいってまいりました。


(文楽とは? http://<WBR>kotoban<WBR>k.jp/wo<WBR>rd/%E6%<WBR>96%87%E<WBR>6%A5%BD

(文楽の歴史http://<WBR>www2.nt<WBR>j.jac.g<WBR>o.jp/un<WBR>esco/bu<WBR>nraku/j<WBR>p/conte<WBR>nts/wha<WBR>ts/hist<WBR>ory01.h<WBR>tml


人形遣いの吉田勘弥氏が本物の人形を手に、文楽の歴史や人形の作りや扱い方、代表的な人形劇の話をしてくれるものです。


文楽・・・?あせあせ
恥ずかしながら、私はそれまで、文楽のことをあまり知りませんでした。

2003年にユネスコの世界無形文化遺産の一つとして宣言されているそうです。

http://<WBR>bunka.n<WBR>ii.ac.j<WBR>p/jp/wo<WBR>rld/u_0<WBR>2.html

http://<WBR>bunka.n<WBR>ii.ac.j<WBR>p/jp/wo<WBR>rld/u_i<WBR>ndex.ht<WBR>ml


まずは習うより慣れろるんるん、ということでセミナーに参加させて頂きましたが、
勘弥さんのお話はやさしい内容で、文楽に親しみを感じさせてくれるものでした。

長年舞台で使われてきた木製の人形の「頭」を、直に触わらせて頂きました。

持ち手も木だから、とても肌に馴染みやすいし、安心感があります。

くじらのひげでできている操り糸も、実際に動かしてみました!

手の握る力を変えると、頭が上下に頷き、
別の突起を押すと、眉毛が大きく上に上がり、両目がぎょろりと寄ったり、左右を向いたり☆

これが、人形師の技によって、生き生きと本物の人間みたいに動いちゃうんだろうな♪

 

 

 

 

 

 

現在、文楽の人形について、東京大学認知心理学と慶應大学ロボット工学の研究者が合同で動きを解析・研究中なんだそうです。


伝統的日本文化と聞くと、敷居が高いような感じもありましたが、お陰様で親しみと興味を持つことができました。

勘弥さんが、いい席のチケットを用意して下さるとおっしゃるので、
これもご縁と思い、今月16日に国立劇場に文楽を鑑賞しに行ってこようと思いますウインク

新しい世界を開いて見ることは楽しいものですね!


それからもう一つ、この日圧巻だったのは、見るも鮮やかなテーブルコーディネートと、センスの良い「魅せる」お料理です☆

 


 

 

 

 

 

この日、パーティーのテーブルセッティングから飲食面全てを担当されたのは、食のトータルコーディネート会社ラブニール社長で、TVドラマなどの現場も手掛ける現役フードコーディネーター・住川啓子氏です。 (当ブログの上から2番目の写真、一番右)

http://www.lavenir.tv/



この前代官山のお茶会にもご一緒させて頂いたのですが、このような素晴らしいご活躍をされてる方とも心触れ合う交流ができ、とても嬉しく思いました。

食に関して学びを進めている私としては、これからも様々学ばせて頂きたいお方です。

来年にはラ フェリシテ・サロンで住川氏のテーブルコーディネート講座を開くことになるかもしれません!女性としては、憧れの講座となりそうです♪

 

Beauty Coordinator Mieko Mizuno


お茶会の写真

2009年12月01日 16時06分43秒 | Weblog

ビューティー部門のみずの妙永子です。

 

昨日のお茶会では、庵主の希望により、撮影やメモ取りはできませんでした。

無粋なことはなしよ♪とのこと。 お席ではもちろん、自己紹介や名刺交換もすることはありません。

 

 

 

 

上の写真は、ウェイティングルームで2枚だけ密かに撮影できたものです。

 

数々の貴重な食器類、調度品などの謂れ、ほとんど覚えていません!(笑)覚える方でなく、味わい、感じる方にピントを合わせていたので!(言い訳笑)

 

下の写真のグラスは、18世紀あたりの英国製のもの。 中のお酒は、金沢福光屋のできたて生にごり酒。 香りと滋味が溢れ出す幸せの三口。銀製スプーンの上には、初めて聞いた柑橘類のマーマレード。 とっても軽やかで爽やかな気分!

 

その後、お酒はRMのシャンパン、福光屋の初絞り酒、ボジョレーと続き、お料理は全部で品数・・・16~7品はくだらなかったと思います。

 

どれも、大変上品なサイズで、日本全国から取り寄せた、旬の極上素材を見事な料理に仕上げ、一品ずつ出して下さいました。

 

あまりに美味しすぎて、「おいしい」と声を洩らすのも、もったいないほど!

 

そして、更に驚愕したのは食器類☆

 

先ほどのグラスのように、 18・19世紀の英国のアンティークグラス、 ルネ・ラリック作のグラス、 中国明王朝時代の器、400年前の韓国の陶磁器、 日本の江戸時代のお盆、汁椀、お皿、 数世紀前の英国製シャンデリアのドロップを使った箸置き、等々。

 

これは美術・博物館のガラスケース越しに眺めることしかできないものでしょうよ!と叫びたくなるようなお品で、究極のお料理をいただく・・・。 この経験が深い感動を呼び起こさずにいられましょうか。

 

京都の岩、苔、竹、白椿、紅葉を庭に愛で、凛とした外気を室内に共有し、 同じ京都の紅葉を部屋にも配し、内と外、自然との調和を図る・・・。

 

 数世紀前の落ち着いた金の絵屏風と、華活けに託された日本美に見守られて。

 

 深く頭を下げ、合掌したい気持です。

 

この身がますます幸せに輝き、人様のお役に立てますように。

 

 Beauty Coordinator Mieko Miuzno