ビューティー部門のみずの妙永子です。
昨日のお茶会では、庵主の希望により、撮影やメモ取りはできませんでした。
無粋なことはなしよ♪とのこと。 お席ではもちろん、自己紹介や名刺交換もすることはありません。
上の写真は、ウェイティングルームで2枚だけ密かに撮影できたものです。
数々の貴重な食器類、調度品などの謂れ、ほとんど覚えていません!(笑)覚える方でなく、味わい、感じる方にピントを合わせていたので!(言い訳笑)
下の写真のグラスは、18世紀あたりの英国製のもの。 中のお酒は、金沢福光屋のできたて生にごり酒。 香りと滋味が溢れ出す幸せの三口。銀製スプーンの上には、初めて聞いた柑橘類のマーマレード。 とっても軽やかで爽やかな気分!
その後、お酒はRMのシャンパン、福光屋の初絞り酒、ボジョレーと続き、お料理は全部で品数・・・16~7品はくだらなかったと思います。
どれも、大変上品なサイズで、日本全国から取り寄せた、旬の極上素材を見事な料理に仕上げ、一品ずつ出して下さいました。
あまりに美味しすぎて、「おいしい」と声を洩らすのも、もったいないほど!
そして、更に驚愕したのは食器類☆
先ほどのグラスのように、 18・19世紀の英国のアンティークグラス、 ルネ・ラリック作のグラス、 中国明王朝時代の器、400年前の韓国の陶磁器、 日本の江戸時代のお盆、汁椀、お皿、 数世紀前の英国製シャンデリアのドロップを使った箸置き、等々。
これは美術・博物館のガラスケース越しに眺めることしかできないものでしょうよ!と叫びたくなるようなお品で、究極のお料理をいただく・・・。 この経験が深い感動を呼び起こさずにいられましょうか。
京都の岩、苔、竹、白椿、紅葉を庭に愛で、凛とした外気を室内に共有し、 同じ京都の紅葉を部屋にも配し、内と外、自然との調和を図る・・・。
数世紀前の落ち着いた金の絵屏風と、華活けに託された日本美に見守られて。
深く頭を下げ、合掌したい気持です。
この身がますます幸せに輝き、人様のお役に立てますように。
Beauty Coordinator Mieko Miuzno