皆様、こんにちは 。
今日は桐朋学園の後輩である、松岡美絵さんのコンサートに行って参りました。
曲は、私の大好きなショパンのコンツェルトの第一番です。
美絵さんのピアノ、とっても素敵でしたよ。〓
クラシックコンサートに伺うと、フランス留学していた時の事が、走馬灯のごとく頭をよぎります。
シックで街全体が絵になるパリ。
自分の頭で描く理想の音楽を、音として表現する際に、如何に一致出来るかに悩まされながらも、学校の試験やコンクールを受けておりました。
ストレスで、寝返りを打つと胃が痛み、油汗が出てくる毎日。
苦しい気持ちをほとんど自分ひとりで溜め込んでいました。 そんな私の状態を見て、親友が気分転換にと、シノア(中華レストラン)に向かう道すがら話してくれた事、今でも鮮明に覚えています。 ウォルトディズニーは、長年自分があたためていたプロジェクトで、後は発表するだけとなった時、全ての構想を横取りされたのです。ディズニーは、これにかけてきた今まではいったいなんだったのであろうと、失意のどん底でした。
汚い屋根裏部屋でのアパートで、プロセスチーズをかじっていた時に、やせっぽちのネズミが出てきました。自分の哀れな姿と同化し、食べかけのチーズをあげました。ネズミの姿をじっと見ていたその時にひらめいたのが、なんとッキーマウスなのです。
私はその時、どんなに辛い事があっても、次には明るい光の世界は待っているということを感じとりました。
その後、ウォルトディズニーとはご縁があり、彼の直筆のサインと写真が額に入った物と、ハリウッドのオークションで出逢い、今は私の宝物となっております。
日々色々な事があり、良い事も辛い事もあります。
けれども、苦しい時、そこから何を学べるかを考えると、その辛さが、有り難たい感謝の念にかわります。
そういえば、有り難いとは、難が有ると書きますね。
日々感謝です。
佐竹