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「ユダヤ教徒とキリスト教徒との対立」

2009-11-14 19:09:29 | Weblog
「ユダヤ教徒とキリスト教徒との対立」

『ユダヤ・ロスチャイルド世界冷酷支配年表』 (アンドリュー・ヒッチコック著、成甲書房)

の中で、納得できないところがありました。

ユダヤ人は約1000年の間に(1012~1891)、幾度となく追放の憂き目にあっていた、ということです。

1492年にスペインから追放されたのは有名ですよね。キリスト教に改宗するか、出て行くかだから、ユダヤ人にとっては大災難だったろうと思うのですが、こういうことが、この本に載せられているだけでも、

1012年、マインツ
1182年、フランス
1276年、オーバーバイエルン
1290年、イギリス
1306年、フランス
1322年、フランス
1349年、ザクセン
1360年、ハンガリー
1370年、ベルギー
1380年、スロバキア  …

計47回あります。

筆者はこのように書いています。

「実のところ、ユダヤ人を追放したのはイギリスが初めてではない。ここの挙げるのは、過去1000年間にユダヤ人が追われた土地の一部である。場所によっては、ユダヤ人は幾度となく追放の憂き目に会っている。」 (あたかも、それが当たり前なんだ、といわんばかりの書き方であると思います)

さらに、ユダヤ人ベルナール・ラザールは1894年に、「…原因はユダヤ人自身にあるに違いない」

ジェシー・H・ホームズ教授も「ユダヤ人新聞」で、「…共通項がユダヤ人であることを考えると、原因はむしろユダヤ人に中にあるのであって…」 (著者は「だからユダヤ人が悪いのだ」、と言いたいのだろう。ユダヤ人自身が言っているのだから、と)

A・N・フイールドは1931年出版の著書、『全てをつなぐ真実』で、1688年のイギリスの様子を説明している。

「クロムウエルがユダヤ人をイギリスに入国させるようになってから(1655年)、33年後、オランダの王子ウイリアム三世が、ユダヤ金融の中心地アムステルダムから大勢のユダヤ人を引き連れてやってきた。(1688年)

義理の父をイギリスから追い出した王子はイギリスの王位に就くことをありがたく承諾した。当然の結果として6年後、王室に金を貸す目的でイングランド銀行が設立され、国債が発行された。ユダヤ人がやってくるまではイギリスは借金などしたことも無かったにもかかわらず、だ」
(ユダヤ人が来たことによって、イギリスは悪くなったのだ、と言わんばかりだと思います。)


私はこの言い方に戸惑っているのです。

約1000年の間に47回(も)追放されたら…

土地をもたず、そこでも、ここでも追放されたら…

これを、(ユダヤ人だから当たり前なんだ、原因はユダヤ人自身にあるのだ)と言わんばかりの書き方をするというのは…   この筆者は、キリスト教徒でいらっしゃるのでしょうね。

P.363に、「悪魔の会堂は何世紀も地球規模で行ってきたキリスト教文明への攻撃を今後も緩めないだろう」とある。

この本の解説者テックス・マーズは、「A・ヒッチコック氏のこの本を皆さんにお薦めできることを私は非常に嬉しく思う。」そして、

P.379「すべての人に知っていただきたい。ユダヤ人も異邦人も、主イエス・キリストへの信仰を通じて、その呪いから逃れる理由と術を与えられている。呪いが集団的なものであろうと個人的なものであろうと、救いと解放の恩寵は常に一人一人に与えられるのである。」

とあるので、ヒッチコック氏もキリスト者でいらっしゃるのではないでしょうか。

キリスト教徒はユダヤ人に対して、並々ならぬ憎しみを抱いているということでしょう。ユダヤ人もそうでしょうね。

なぜ?