倉野立人のブログです。

日々の活動を みなさんにお伝えしています。

〈「たま電車」搭乗記だ ニャ~ 〉

2010-01-07 | インポート

 

1/7  Thu.  [ クラちゃんの起床時刻 3:25 AM ]

 

 

◇「たま電車」搭乗記をゴ報告させていただきます ニャ~ ∫(^^)∫

 

 

「和歌山電鐵 貴志川駅」の「たま駅長」が、同社の役員に昇進したニュースを受け、去る11月に、私も議会の行政視察で当地を訪れ「たま駅長」にもご拝顔できたことから、一念発起し(^^)視察報告をさせていただいたのですが、途中 正月行事などが入ってしまい、筆が止まってしまいました ^^;

 

この朝は(「も」か ^^)幸い、早起きできたので、改めて筆(?)を執り、先日は「オ固いバージョン」でしたので、今回は「たま電車搭乗記」とし、つかの間楽しんだ「ニャン三昧の小旅行」を回想させていただきます ニャ~(^^)

 

2009年 11/13(金)、行政視察の真剣な眼差しを、つかの間バッグにしまい、ニャン大好きなクラにゃん…いやクラちゃんは、話題の貴志川線の「たま電車」に乗るべく、期待に胸をふくらませて改札をくぐりました。

 

先日の視察報告にもあるように、平成19年1月、貴志川線の新たな運営を担った「和歌山電鐵」の小嶋社長は、非常に柔軟な発想の持ち主でした。

 

従前の運営会社が撤退後、貴志川駅は、一時期和歌山市の所有となりました。

その際、駅の敷地内にあった売店に居着いていた「たま」について、市の管理地に動物がいるのはヨロシクないと、処分するよう指導が出され、それを受けた売店のおばちゃんが「たま」の運命(さだめ)を悲観し、小嶋社長に「たま」の命乞いを直訴(じきそ)したそうです。

 

で、凡人シャチョウならば、聞く耳も持たないところですが、小嶋社長は「たま」の物怖じ(ものおじ)しない〝風格〟に着目し、その閃(ひらめ)きをもって「たま」を〝アニマル駅長〟として採用し、もって、名もないローカル線を一躍全国から注目させる〝広告塔〟としたのでした。 

 

「たま」にしてみれば、の〝処分の身〟から一転、アイドルとなる〝シンデレラ「ニャン」ストーリー〟となったワケですが、運営会社撤退⇔おばちゃん直訴⇔小嶋社長の柔軟発想が「たま駅長」となった誕生秘話は、何というか〝運命の綾(あや)〟を感じずにはおれない「メイク・ドラマ」です。

 

映画のひとつでもできそうなストーリーですネ (^^)

 

「たま駅長」の登用と「たま電車」の導入の効果は数字にも表れ、和歌山電鐵が発足当初、200万人を切る状態に落ち込んでいた年間乗客者数を、220万人まで押し上げる実績を挙げました。

 

貴志川線は、黒字経営とするためには、年間250万人でペイ、ということだそうで「たま効果」で利用者を一気に20万人も増加させた成果を弾みに、今後も利用者の増加が望まれています。

 

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駅についた午前10時頃、待つこと数分で「たま電車」がホームに入線しました。

 

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ホント、見た瞬間に楽しい気分にさせてくれる車体です。

 

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平日のこの時間帯にも関わらず、「たま効果」での利用客増加を裏づけるように、多くの利用客が乗降していました。

 

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で、「たま電車」の〝カオ〟を見ると、ちゃんと「髭(ひげ)」が描かれています。

 

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車内に入った途端「!」、これはもう「ニャンワールド」…とにかく内装も「ニャンづくし」です。

 

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シートのデザインはもちろん、背もたれまで「ネコ型」になっています。

 

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こんな楽しい座席に座れば、誰でも微笑んでしまうというものでしょう(^^)

 

 

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改装費に3,000万円をかけたデコレーションは、それは徹底されたものなのでした。

 

特注の「ニャンシート」の向こうの車窓には「イラストたま」が「出発進行!」の合図を送っています。

 

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車内の壁紙に至っては、全面「たま」(@@)

 

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「ウォーリーを探せ」みたく、たま・たま・たま…です。

 

車両の連結部分には「ようこそ「たま」の部屋へ」という感じの通路フレームと、可愛らしい〝暖簾(のれん)〟が飾られています。

 

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客車の中にも「駅長室」がありましたが、こちらは〝代理駅長〟なのでした。

 

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ふと床を見ると、「たま」の足跡が、「駅長室」に向かって点々とレリーフされており、制作者のこだわりを感じました。

 

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また、何と、車内には「文庫」があります。

 

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これは、子どもが読むのか、読み聞かせるのか…ただ、走行中は車酔いしないかがヤヤ心配ですが ^^;

 

車内には、沿線の保育園でしょうか、園児たちが乗り込んでおり「たま電車」&子どもたち、はベストマッチの感でした。

 

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ところで、園児たちの頭の上にご注目クダサイ。窓の柱に灯されている「室内灯」これも〝ニャン型〟なのでした(@@)

 

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終点までは約40分ほどの小旅行でしたが、、車内を見聞するうちに、ホントにあっという間の楽しいひとときでした。

 

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やがて「たま電車」は、終点の貴志駅に到着、ホームを降り立つと改札のすぐ脇に、ありました!「たま駅長」の〝いらっしゃる〟駅長室が(^^)

 

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先ほどの園児たちが「かわい~!」と歓声をあげる、ガラス張りの向こうには、確かに「たま駅長」のオ姿が。

 

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和歌山電鐵の小嶋社長が見込んだ「風格」を漂わせ、周囲でいくら人間どもが騒ごうと、泰然自若と、居眠り…いや瞑想(めいそう)にふけっています。

 

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傍らには、パートナーとおぼしきトラニャンが座り、」こちらも落ち着いた表情を浮かべていました。

 

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「たま駅長」は、間違いなく地方鉄道の〝救世主〟として、貴志川駅のシンボルを務めていました。

 

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動物の〝癒し効果〟は、社会のあらゆる場面で、その〝能力〟を発揮しているところです。

 

私たち人間どもは〝俗社会〟の中であくせく生きているところですが、この「たま」を見るにつけ、その表情から、人生慌てず騒がず、マイペースで過ごすことが大切だよニャ~、ということを教えてもらったような気がしたところです。

 

 

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〈「おたや祭」地域の伝統行事〉

2010-01-07 | インポート

1/6 Wed.  [ クラちゃんの起床時刻 3:30 AM ]

 

◇ 地域の伝統行事「おたや祭」が行われました。

 

私の住む川中島御厨(みくりや)においては、毎年1月5日~6日、町内にある「伊勢社斗女神社」で「おたや祭」が行われ、多くの参拝客が訪れます。

 

当地域の皆さんは、12/31~1/1に「お寺様」に初詣をし、さらこの1/5~6に「神社様」に初詣をして、一年の無病息災を祈願するのです。

 

5日の夜半から6日の朝にかけて、賽銭(さいせん)を片手に参拝客が鳥居をくぐり、それぞれに今年の願をかけます。

 

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また、地区内のムラ(自治会)ごとに、交代で「甘酒」を振る舞います。

 

今年は「北町自治会」が当番で、揃いの法被を着た北町の皆さんが、交代しながら一晩中「店」を開け、参拝客に声をかけていました。

 

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参拝客の方々にとっても、この甘酒は「楽しみ」のひとつで、願をかけた帰りには、、多くの人が屋台を訪れ「志」を納めては、身体を芯から温めてくれる一杯を味わっていました。 

 

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実は、私の後援会事務所は、この「斗女神社」の目と鼻の先にあることから「おたや祭」の間は事務所を解放し、ちょうどこの時期に獲れる「獣(しし)肉(イノシシ)」を煮込んだ「ボタン鍋」を皆さんに振る舞います。

 

猪の肉は「臭い・固い」という風評がありますが、少なくとも当後援会の「ボタン鍋」は「オイシイ・柔らかい」です(^^)

 

事務所の卓を囲んだ皆さん、一緒に煮込んだゴボウやコンニャクと、脂の乗ったボタンとの絶妙のコラボレーションに舌つづみを打っておられました。

 

 

その後、一同は斗女神社の本殿に参賀し、神主さんのお祓いを授かり、後援会一同の無病息災を祈願いたしました。

 

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社会は多様化し、ムラの伝統行事などが行われなくなったりするような残念なニュースが聞かれることもしばしばですが、地域の歴史を今に伝えることは、どんなに時代が進んでも、後世に残していかなければならないと思います。

 

 

幸いこの「おたや祭」は、住民の皆さんの〝体内時計〟に定着しており、今後も末永く継続されていくものですので、私としても、末永く親しんでいきたい、と思いをいたしたところです。