倉野立人のブログです。

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〈基本姿勢 2〉

2010-08-12 | インポート
当選後、あいさつ回りを重ねるうち、一部の皆さんから、また、新聞記者サンによる取材の中で、以下のことをヨク聞かれます。
「県議会活動における、民主党とのつながりは?また知事との関係をどう考える?」
今日は「民主党とのつながり」について述べさせていただきます。
私は今回より、民主党から公認を受け、選挙を戦いました。
その理由は、かつて仕えた北沢俊美参議院議員が、現在の民主党の「生みの親」であり、そして私自身も、多様化する現下の社会意識の下で、民主党のリベラルな考え方に共鳴したことから、これからの議員活動の基軸として、民主党に歩調を合わせて活動していこう、と考えたところです。
そのうえで、私には、皆さんにご理解いただきたい点があります。
昨年11月に政権交代が実現しました。
これは他でもなく、有権者の〝意志表示〟であり、まさに賢明な判断でありました。
将来に向けた健全な政治を造るためには55年体制を転換しなければならない、このことを、政治家に先んじて国民が敏感に感じ取り、抜本的は改革を求める「感性」をもって、政権を交代〝させた〟ものでした。
その国民の「感性」…これについては、永田町の国会議員は真摯に受け止め、その「感性」を共有しながら国政にあたるべきであり、現に(試行錯誤は重ねながらも)さまざまな施策を展開しており、一定の評価を得ております。
そして、です。
この、国民の新たな「感性」については、地方政治に携わる県議・市議などの者も意識を共有しながらことにあたるべきことは言うまでもありません。
むしろ、住民に身近な地方議員であれば、より敏感に国民の「感性」を感じ取り、永田町に負けないくらいの意識をもって議会での議論に臨むべきでしょう。
ところが残念ながら、それら地方議会こそが、今までどおり、旧態依然とした態勢のまま…多くの地方議員(特にベテラン議員)は、国民の「一歩進んだ」感性に、ついていけないでいる状況なのです。
彼らにとっての与党は、未だに自由民主党なのです。
これはもとより、55年体制の中で、ヒモ付補助金に端を発した国と地方の〝主従関係〟の下で、上流を見上げながら活動してきた政治姿勢が身体に染み込んでしまったものであり、急に意識改革をしろ、と言っても無理があるのかもしれません。
しかし、国政の変化を生み出したように、国民の意識は着実に変わってきており、国と住民との間に立つ地方議会が意識を変えないでどうするのか、と言わざるを得ないところです。
(国民の手により)国の体制が変わり、国民の意識も変わった、なのに地方議会は今までのまま・・・
これって、ある意味「ねじれ」と言えるのかもしれません。
せめて私は、意識改革を果たした国民のもつ感性を共有し、同じリズムで地方政治に臨んでいきたい、と強く思うところです。
何というか、例えれば運動会の「二人三脚競走」や「ムカデレース」または、お餅つきの「杵つきとこね手の関係」とでも申しましょうか…
「せーの、イチ・ニ、イチ・ニ!」の〝同じリズム〟の大切さ…いずれかのリズムが違えば、転んだり仲間の足を踏んづけたり、とてもゴールはめざせませんよネ(^^)
そのうえで「但し」を付けさせていただくなら、私は、民主党に「盲従(もうじゅう)」するつもりはないことを述べさせていただきます。
住民生活に身近な地方議会に身を置く者として、もし民主党の施策が、真の国民ニーズに合ってないとすれば、住民の代弁者として、是正を求めていきたいと思います。
民主党と同じリズムを前提に、あくまで市民代表として、各論においては是々非々で臨んでいきたい、ということを付け加えさせていただくところです。
次回は「新知事との関係」について述べさせていただきます。